レビュー

タブレットでのんびり農場ライフを楽しめるゲーム「FarmVille 2: Country Escape」

作物を育て、動物を飼い、さまざまな料理や道具を作って友達と売り買いしよう

「FarmVille 2: Country Escape」v2.9.204.0

 「FarmVille 2: Country Escape」は、のんびりと農場ライフを楽しむことのできるゲーム。x86/x64/ARM環境のWindows 8.1に対応するWindows ストアアプリで、“Windows ストア”から無償でダウンロードできる。

 「FarmVille 2: Country Escape」は、自分だけの農場を経営できるゲーム。経営ゲームと言っても、ちょっとした戦略ミスが農場の破綻を招くといったシビアなシミュレーションゲームの類ではない。どちらかというと、アイテムを集めたり、それらをレシピ通りに組み合わせて新しいアイテムを作り出したりしながら、それらを売ってお金を儲け、レベルアップを目指していくという育成系のゲームだ。本作では外敵が攻めてくることもなければ、天災に見舞われることもない。自分のペースでのんびり、ほのぼのと楽しめるのが「FarmVille 2: Country Escape」の魅力と言えるだろう。

 それではさっそく農場ライフを楽しんでみよう。

 まず、画面左下のボタンを押して“作物”を購入し、フィールドに配置しよう。最初は“小麦畑”や“リンゴの木”などの作物しか購入できないが、レベルが上がっていくにつれてさまざまな作物を育てられるようになる。

 フィールドに配置した作物はアクティブになるまで多少時間がかかるので、少し待つ必要がある。その間に“井戸”をタップして水を汲もう。水は作物の育成に欠かせないが、最大で30しか汲み置きすることができないので、マメに汲んでおく必要がある。なお、水は井戸でなくても、マップの上の方にある池や、右の方にある水辺で汲むことも可能。農場がゴチャゴチャして井戸をタップするのが面倒な場合は、広い水辺で汲むのがおススメだ。

作物がアクティブになったり、収穫できるようになるまでには多少時間がかかる
井戸をタップして水を汲もう。池や水辺でも汲める

 作物がアクティブになったら、次にそれをタップして選択しよう。すると、水のアイコンが現れるので、それを作物にドラッグ&ドロップして与える。水を与えた作物は、やがて実を実らせるはずだ。収穫できるようになるには少し時間がかかるので、他の作業をしながらのんびり待とう。このゲームはWindows 8のトースト通知に対応しているので、それを有効にしておくとよい。

 なお、作物がアクティブになるまでの時間や収穫可能になるまでの時間は、“鍵”などのアイテムを使って短縮することも可能。ただし、入手機会が限られているので、使いどころを間違えないようにしたい。ゲーム内のアイテム課金で購入することもできるが、そうしなくてもゲームを進めることはできるので安心してほしい。

作物に水をあげて収穫を待つ
作物がアクティブになるまでの時間や収穫可能になるまでの時間は、“鍵”などのアイテムを使って短縮することも可能

 さて、作物が収穫可能になるとタップして収穫物を“納屋”に格納できるようになる。しかし、納屋に収納できるアイテムの数に限りがあるので注意。

 特に序盤は納屋の収納制限に悩むことになるだろう。特殊なレアアイテム(納屋用の釘、納屋用の南京錠)を手に入れることで納屋をアップグレードし、制限を緩和することもできるが、納屋が満タンだとそれらのアイテムを収納することすらできない。マメに納屋の隣にある“農場の注文”ボードをチェックし、需要のあるアイテムを生産して手早く売り捌いていくのがコツになる。ときには農場の注文ボードに現れるまで収穫を遅らせるといった措置も必要になる。

序盤は納屋の収納制限が厳しい。レアアイテムを集めて制限を緩和するか、レベル20で解放される“サイロ”を手に入れるまでうまくやりくりしよう
農場の注文ボードをチェックし、需要のあるアイテムを生産して手早く売り捌いていくのがコツ

 このように、アイテムを収穫し、農場の注文ボードで売り、お金と経験値を得るというのが基本的なこのゲームの流れとなる。

 経験値を得てレベルが上げていくと、作物以外にも“ホルスタイン牛”や“鶏”といった“動物”が飼えるようになる。これらの動物を育てるには、水の代わりに収穫した作物が必要になる。動物から得られる“牛乳”や“卵”は農場の注文ボードで販売することも可能。さらに、作物を脱穀・製粉するための“水車”や、ホルスタイン牛から得た牛乳をチーズにする“酪農場”、“小麦粉”や卵などをから焼き菓子を作る“焼き釜”といった設備を建設することもできる。

 これらを農場に置いておくための敷地も、折をみて購入していく必要があるだろう。農場を広げて“おばあちゃんの空き地”や“おじいちゃんの池”、“メリーウェザー鉱山”などを解放していけば、“農場アシスタント”を派遣してそこでしか手に入らないレアなアイテムをゲットすることができる。

 生産できるアイテムの種類が増えるにしたがって農場の注文ボードで要求されるアイテムも多彩になっていき、納屋の収納制限と収穫までの時間のやりくりが複雑になっていくが、これがまた面白い。最終的には衣類や酒類、簡単な手工業製品まで作れるようになる。レベルが上がると、農場の注文ボード以外にも飛行機に乗ってやってくる“イーグルアイ・エディー”の注文に応えてレアなアイテムをゲットしたり、“Facebook”と連携させることで“協同組合”に参加し、市場でアイテムを売り買いできるようになるので、これらの販路も活用していこう。

衣類や酒類、簡単な手工業製品まで作れるようになる
農場を広げて“おばあちゃんの空き地”や“おじいちゃんの池”を探検し、レアアイテムをゲットしよう

 また、余裕があれば道路を舗装したり柵を設けて農場をデコレーションしてもよいだろう。オブジェクトの移動は自由なので、あとで配置を変更することも可能。ぜひ自分だけの農場を作り上げてほしい。

ソフトウェア情報

「FarmVille 2: Country Escape」
【著作権者】
Zynga, Inc.
【対応OS】
Windows 8.1(x86, x64, ARM)
【ソフト種別】
フリーソフト(アプリ内課金あり)
【バージョン】
2.9.204.0

(樽井 秀人)