杜のAndroid研究室

第148回

最長6秒のループ動画をSNSに投稿できる「Vine」

Twitter傘下の人気動画共有サービスのAndroidアプリが登場

 『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、最長6秒のループ動画を撮影・投稿できるアプリ「Vine」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

最長6秒のループ動画を作成し、Twitterに投稿できるアプリ

「Vine」
Twitterアカウントまたはメールアドレスとパスワードを設定することで会員登録が可能

 「Vine」は、短い動画を撮影して投稿できる動画共有サービス“Vine”のクライアントアプリ。投稿できる動画が最長6秒と短いのが特徴で、細切れの複数のカットをつなぎ合わせて1本の動画にすることが可能。また、閲覧時には動画がループ再生されるので、ループを活かしたユニークな動画を作成することもできる。提供元のVine Labsは、昨年Twitter社に買収されており、動画をTwitterへ同時投稿できるなどの連携機能も備えている。

 アプリの利用にはログインが必要となり、Twitterアカウントまたはメールアドレスとパスワードを設定することで会員登録を行える。本アプリでは動画の撮影と投稿に加えて、ほかのユーザーが投稿した動画の視聴も可能で、ログイン後に表示される画面の[FEED]タブには、動画がタイムライン状に表示される。

画面をタッチしている間だけ撮影し、1本の動画に合成できる

ファインダー画面をタッチすると撮影が開始し、指を離すと撮影が一時停止する

 動画を撮影して投稿するには、画面右上のビデオカメラ型アイコンをタッチしてカメラを起動しよう。正方形のファインダー画面にタッチすると撮影が開始され、画面から指を離すと撮影が一時停止する仕組み。動画は映像だけでなく音声も記録される。ワンカットで動画を撮影することも可能だが、簡単に複数の短いカットをつなぎ合わせて1本の動画にできるのが特長。また、端末の音量キーを押すことで、ズームイン・アウトも操作できる。

 画面下部に表示される[Finish]ボタンを押すか、合計撮影時間が6秒に達すると、動画の合成が行われ、次に表示される画面で動画をループ再生して確認可能。さらに、画面下部の[Next]ボタンを押すと投稿画面が表示されて説明文などを入力できるほか、“Post to Vine”および“Twitter”のスイッチをONにすることで投稿先のSNSを選択できる。最後に、右上のチェックマーク型ボタンを押せば動画を投稿可能。

[Finish]ボタンを押すか、合計撮影時間が6秒に達すると、動画が合成され、動画をループ再生して確認できる
説明文を入力し、投稿先のSNSを選択して動画を投稿可能

フォローしているユーザーの動画をタイムラインで視聴し、“Like”などで交流

 [FEED]タブには、“Vine”上でフォローしているユーザーと自分が投稿した動画がタイムライン状に表示され、上下にスクロールして視聴可能。スクロールしてサムネイルを表示すると、その動画が自動でループ再生されるようになっている。また、タイムラインの最上部では、いわゆる“引っ張って更新”も可能。各動画の下部に表示されている2つのボタンをタッチすることで、動画に“Like”を付けたり、コメントを投稿できる。

 メニューの[Find People]項目、または[PROFILE]タブの[Find People]ボタンからは、“Vine”に登録している知り合いのユーザーを探してフォローすることが可能。端末の連絡先に登録しているメールアドレスでユーザーを検索できるほか、Twitter上でフォローしているユーザーから“Vine”の登録ユーザーを一覧し、右側の[+]ボタンからすばやくフォローを行える。また、友達などにSMSやメールで“Vine”の招待状を送ることも可能。

顔文字型ボタンを押して動画に“Like”を付けたり、吹き出し型ボタンからコメントを投稿可能
連絡先のメールアドレスやTwitterでフォローしているユーザーから“Vine”の登録ユーザーを探してフォローできる

人気の動画を視聴したり、ハッシュタグで動画を探せる

[EXPLORE]タブでは、おすすめや人気の動画を一覧したり、ハッシュタグを選択して動画を探せる

 [EXPLORE]タブでは、ピックアップされた動画や人気の動画を視聴したり、説明文に記載されたハッシュタグから動画を探すことが可能。画面上部の[Editor's Picks]項目または[Popular Now]項目を選択すると、それぞれ“編集部おすすめ”や、多くの“Like”が寄せられた人気の動画を[FEED]タブのタイムラインと同じように視聴できる。また、その下には“#loop”や“#magic”などの定番のハッシュタグのボタンや、現在よく使われているハッシュタグの一覧が表示され、選択してそのハッシュタグが含まれる動画を視聴可能。[EXPLORE]タブから表示した動画も“Like”やコメントを付けたり、動画を投稿したユーザーをフォローできる。

 そのほか、[ACTIVITY]タブでは、自分がフォローされたり、自分の動画に“Like”やコメントが付いたときの通知を確認できるほか、[PROFILE]タブでは自分が投稿した動画や“Like”を付けた動画を一覧することが可能。

[ACTIVITY]タブでは、自分がフォローされたり、自分の動画に“Like”やコメントが付いたときの通知を確認できる
[PROFILE]タブでは、自分が投稿した動画や“Like”を付けた動画を一覧できる

 なお、先に登場したiOS版「Vine」と比べると、執筆時現在では一部利用できない機能があり、たとえば、端末のインカメラを使った撮影やFacebookへの同時投稿、位置情報の添付などが不可能となっている。だが、“Vine”の公式ブログによれば、今後数週間にわたるアップロードによって機能が追加されていくとのことだ。

「Vine」
【著作権者】
Vine Labs, Inc.
【対応OS】
Android 4.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.2(13/06/06)

(ライターズハイ:鈴木 友博)