杜のAndroid研究室
第197回
PC向け定番システムクリーナー「CCleaner」のAndroid版が登場
キャッシュや履歴を削除したり、アプリをアンインストールして端末を最適化
(2014/6/25 14:11)
『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、PC向けの定番システムクリーナーソフト「CCleaner」のAndroid版「CCleaner」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。
キャッシュや履歴を削除し、パフォーマンスの改善を図る
「CCleaner」は、英Piriform Limitedが提供する同名のPC向け定番システムクリーナーソフトのAndroid版。キャッシュや履歴などの不要なデータを削除し、パフォーマンスの改善を図れるほか、端末内のアプリを一括でアンインストールし、空き容量を確保することができる。また、CPUやメモリの使用状況のほか、内部ストレージやSDカードの空き容量など、システム状況を監視することも可能だ。
起動時には“Cleaner”画面が表示され、画面上部では内部ストレージとSDカードを合わせたストレージ全体の使用量や、メモリの使用状況を数値と棒グラフで確認することができる。画面左下の[ANALYZE]ボタンをタップすることで端末内のスキャンを実行し、結果を表示することが可能。
結果画面には、キャッシュのほか、クリップボードやWebブラウザーの履歴、通話やSMSの履歴、ダウンロードしたファイルなどの不要と思われるデータが一覧される。不要な項目のチェックボックスをONにして、画面右下の[CLEAN]ボタンをタップすれば、キャッシュや履歴などを削除可能。
また、結果画面を下へスクロールすると、[Manual cleaning apps]項目には、いくつかのアプリが一覧表示されている。各アプリを選択すると、Androidの“アプリ情報”画面を表示でき、各アプリのキャッシュやデータを個別に削除することなどが可能だ。
複数アプリを連続でアンインストールできる
画面左上の[CCleaner]ボタンをタップして表示されるメニューから[App Manager]項目を選択すると、端末内のアプリを管理できる“App Manager”画面を表示可能。画面上部で2つのタブを切り替えられ、[INSTALLED APPLICATIONS]タブでは、端末にインストールしたアプリをアンインストールできる。
画面右上の[ソート]ボタンのメニューからは、アプリをサイズ順またはアルファベット順に並び替えることが可能。削除したい複数アプリのチェックボックスをONにして画面下部の[UNINSTALL]ボタンをタップすれば、複数のアプリを連続でアンインストールすることができる。
また、“App Manager”画面で[SYSTEM APPLICATIONS]タブを選択すると、端末にプリインストールされているアプリを一覧できる。これらのプリインストールアプリは削除できないものの、チェックボックスをONにして画面下部の[UNINSTALL]ボタンをタップすることで、アプリを工場出荷時の状態にダウングレードすることが可能だ。
CPUやメモリの使用状況などをリアルタイムに監視
そのほか、[CCleaner]ボタンのメニューから[System Info]項目を選択すると、システム状況をグラフで確認できる“System Info”画面を表示可能。CPU使用率やメモリの使用量、空き容量をリアルタイムに確認できるほか、内部ストレージおよびSDカードの使用量と空き容量、さらにバッテリーの残量と温度も確認することができる。
なお、メモリの使用状況を表示する[RAM]項目を選択すると、プロセス稼働中のアプリを一覧表示して確認することが可能。各アプリのチェックボックスをONにして選択し、画面下部の[End processes]ボタンをタップすれば、選択したアプリのプロセスを強制終了することができる。
- 【著作権者】
- Piriform Limited
- 【対応OS】
- Android 4.0以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.00.15(14/06/10)
- CCleaner
- https://play.google.com/store/apps/details?id=com.piriform.ccleaner
- Piriform - CCleaner Android
- http://www.piriform.com/ccleaner-android