デキる人の使いこなしワザ for PC

マイクラの『死』に抗うためのバックアップ・復元方法 for Windows 10版

こんな事になる前に……

 こんにちは、阿久津です。今回は気分を変えてWindows 10以外の“使いこなしワザ”を取り上げます。通称マイクラ(Minecraft: マインクラフト)は多くのプラットフォームに移植されていますが、筆者が好んでプレイしているのは、元祖のJava版ではなく、UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)版。大半のMODは使用できず、Cheatコマンドも実績が解除されなくなるため使うことがためらわれ、本当のサバイバルゲームを楽しめます。

 だが、死と隣り合わせになるため、ちょっとしたミスでせっかく貯めた経験値もせっかく作ったダイヤモンドの武具もドロップしてしまい、目も当てられません。UWP版マイクラはこれまで、“%LOCALAPPDATA%¥Local¥Packages¥Microsoft.MinecraftUWP_8wekyb3d8bbwe¥LocalState¥games¥com.mojang¥minecraftWorlds”フォルダーを開いて、直接ワールドデータをコピーすることでバックアップする必要がありました。しかし、最近のUWP版マイクラにはワールドデータをエクスポートする機能が用意されています。これなら、難易度をピースフルにしなくても溶岩や飢え死におびえる必要はありません。

メインメニューから[遊ぶ]をクリックし、赤線で囲ったボタンをクリックします
[ゲーム]ボタンのメニューページ下部に並ぶ[世界をエクスポート]ボタンをクリックします
任意のファイル名を付けて[エクスポート]ボタンをクリックすれば、ワールドデータをファイルに保存できます

 不幸にも冒険中に死んでしまった時は、[世界を削除]ボタンでワールドデータを削除してから、保存済みファイルをインポートしましょう。

メインメニューから[遊ぶ]をクリックし、赤線で囲ったボタンをクリックします
コモンダイアログでエクスポート済みファイルを選択し、[インポート]ボタンをクリックします
このように複数のワールドが読み込まれます。ワールド名はエクスポート時のものが使われるため、古いワールドデータは削除した方がいいでしょう

 これで地面を掘り進んでいる最中に突然溶岩の海にぶつかっても、高所で足場を作っている最中に、[Shift]キーから指を手放して地面に落下しても直前まで戻すことができます。普段からワールドデータを読み込む前にエクスポートする習慣を付けると良いでしょう。

阿久津 良和

 PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛するものの、最近はクラウドやインフラを基盤としたITビジネスソリューションに強く惹かれている。「今すぐ使えるUbuntu入門ガイド Linuxをはじめよう」「今すぐ使えるかんたんPLUS+ Windows 10 完全大事典」(技術評論社)など著書多数。

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