デキる人の使いこなしワザ for PC

デマサイトや不快なサイトは徹底的にブロックしたい!

 デマ情報が多いサイトや表現が不愉快なサイトなど、見ないと決めているサイトのURLをうっかり踏んでしまい、しまったと後悔することは少なくありません。クリックする前に毎回URLを確認しようにも、漏れはどうしても発生しますし、また最近は短縮URLを用いて、オリジナルのURLがわからないように偽装するケースもよくあります。

見ないと決めているサイトのURLをうっかり踏まないためには

 もし「Google Chrome」のユーザーであれば、拡張機能「はちまバスター」を使うのがおすすめです。この拡張機能に見たくないサイトのURLを登録しておけば、対象サイトへのリンクがすべて“Censored”という文字列に置換されますので、URLを目視で確認しなくても済むようになります。リンク先はマウスオーバーすれば確認できますが、普通にクリックしても開けないように無効化されますので、うっかり開いてしまう事故も防げるというわけです。

今回は「窓の杜」を例にフィルターへの登録を行ってみましょう(あくまでも例です。念のため)。[フィルタ]欄に窓の杜のドメイン(forest.watch.impress.co.jp)を入力して「更新」をクリックすればOKです。ちなみに正規表現も利用できます
こちらはフィルター適用前の状態。通常にリンクが表示されています
フィルター適用後は、対象サイトへのリンクがすべて“Censored”という文字列に置換されます。中央左の個別記事へのリンクだけでなく、右上のメニューボタンも置換されています

短縮URLやリダイレクトにも対応、作者が選んだNGサイトを一括で追加することも

 また、短縮URLやリダイレクトで偽装されていて、不用意にそのサイトにジャンプさせられた場合でも、URLを開く前にポップアップで警告が表示されます。これにより、PVを稼ぐ目的で書かれた釣り記事や煽り記事に、無用なPVを与えることもなくなるというわけです。設定画面からは、どれだけの回数ブロックされたかも表示できますので、効果のほどが一目瞭然です。

うっかり開こうとすると、このようにポップアップで警告されます。どうしても参照したい場合は「OK」をクリックすることで表示できます

 ちなみにこの「はちまバスター」には、リストの購読機能も用意されており、作者が選んだNGサイトを外部から読み込んでフィルターに追加することもできます。対象のサイトをひとつずつ登録していくのが面倒であれば、この購読機能を使って一括で開けなくするというのもよいでしょう。

山口 真弘

 テクニカルライター。PC周辺機器や電子書籍、電子辞書、ウェブサービスについてのハウツー記事をImpress Watch/ITmedia/CNETなどのWeb媒体に執筆。著書に『PDF+Acrobat ビジネス文書活用[ビジテク] 』(翔泳社)『ScanSnap仕事便利帳』(ソフトバンククリエイティブ)など。

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