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無料&オンラインで学べる東京大学松尾研の「AI講座」の受講者が7万5000人突破
「LLM(大規模言語モデル)」や「AI経営」などの講座を展開
2025年7月23日 16:08
東京大学松尾・岩澤研究室(松尾研)が提供する「AI講座」の累計受講者数が、6月時点で7万5000人を突破したことを発表した。
松尾研が提供する講座は、無料かつ場所を問わないオンラインで受講することが可能。特に、人気のAI入門講座「グローバル消費インテリジェンス(GCI)講座」では、受講生から『起業や就職において非常に役立った』という反響があり、口コミや紹介により年々受講生数が拡大しているという。
企業との共同研究や関連するスタートアップでのインターンシップの機会も提供しており、AI講座で体系的な知識を学び、実際のビジネスの現場でトライ&エラーを繰り返すことで、即戦力となるデジタル人材の育成を目指す。
講義の内容は、これまでに提供してきたデータサイエンスやディープラーニングの基礎に加え、生成AIの基盤技術「LLM(大規模言語モデル)」、AIのビジネス活用「AI経営」、半導体ハードウェアの設計・開発スキル「AIと半導体」、さらにはロボティクス分野「フィジカルAI」など多様なAI講座を展開している。
現在、松尾・岩澤研究室では以下の講座を開催予定。
- グローバル消費インテリジェンス(GCI)講座:締切は7月30日まで
- AI起業サマープログラム講座:締切は7月31日まで
- 大規模言語モデル講座:8月から募集予定
各講座により募集期間が異なるため、詳しくは松尾研の公式SNS(X、Facebook)および公式ホームページで確認してほしい。
さらに今後、「大規模言語モデル応用講座」や「Physical AI知能ロボティクス講座」などの講座を開発・提供し続けていくとしている。また、東南アジア(ASEAN)やアフリカ諸外国でも講座を展開していき、基礎研究で培った知見をもとに、より多くの学生が実社会で活用できるAI・データサイエンスを学べる機会を提供していくとのこと。