やじうまの杜

「Google Chrome」にようやく垂直タブが? 試験機能フラグの追加が確認される

「Microsoft Edge」「Firefox」でもおなじみの人気機能

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「Google Chrome」に垂直タブ実装の機運

 「Google Chrome」にもようやく垂直タブが実装されそうです。海外のWindows専門メディア「Windows Report」が伝えています。

 一般的なWebブラウザーではアプリウィンドウ上部に水平方向にタブが並べられますが(タブバー)、これをサイドパネルで上下に並べるスタイルにしたのが 垂直タブ(Vertical tabs) です。「Microsoft Edge」には2021年から「Firefox」でも最近になって搭載されており、身近な存在になりつつあります。

「Firefox」に最近導入された垂直タブレイアウト

 垂直タブレイアウトの利点は、なんといってもタブをたくさん開いてもタイトルを視認しやすいこと。一般的なタブバーではタブを開きすぎるとノコギリ状……とまで言わなくても、Webページのタイトルを読み取れないほどタブの横幅が狭くなってしまい、目的のタブを見つけるのが難しくなります。

 一方で、サイドパネルの幅の分だけWebページの表示領域が狭くなってしまうのがデメリットですが、これに関してはワイドディスプレイなど、横方向の表示に余裕のある環境ではあまり問題にならないでしょう。また、垂直タブサイドパネルは必要に応じて幅をマウスで調整したり、開閉できるのが一般的で、邪魔にならない工夫が凝らされています。

 さて、前述の「Windows Report」によると、コードレビューツール「Chromium Gerrit」で垂直タブをテストするための機能フラグが確認されたとのこと。近いうちにプレビュー版の「Chrome」で試験機能として提供されることになりそうです。

発見されたのはあくまでもフラグだけ

 発見されたのはあくまでもフラグだけで、これからどう実装されるのかはまだわかりませんが……わざわざサードパーティー製の拡張機能をインストールしなくても、「Chrome」でビルトインの垂直タブが気軽に利用できるようになればうれしいですね。