やじうまの杜
「Chrome」でもようやく! Webページを読みやすくする「リーディング モード」が展開中
ナビゲーションや広告を排し、文字サイズや行間、背景色を自分好みに
2023年12月12日 06:45
「やじうまの杜」では、ニュース・レビューにこだわらない幅広い話題をお伝えします。
「Google Chrome」で「リーディング モード」機能の展開が始まっているようです。編集部にて複数環境の「Chrome 120」で確認しました。
「リーディング モード」はWebページのナビゲーション(ヘッダー・フッターなど)や広告といった要素を排し、メインコンテンツのみを読みやすく表示する機能です。似たような機能は他のブラウザーにもあり、たとえば「Microsoft Edge」では「イマーシブ リーダー」、「Firefox」では「リーダービュー」と呼ばれています。メジャーブラウザーの中では「Chrome」にのみ搭載されていませんでしたが、ようやく利用できるようになった格好ですね。
「Edge」や「Firefox」の場合、いずれもアドレスバーのアイコンをクリックすると有効になり、Webページがまるごと「イマーシブ リーダー」「リーダービュー」に置き換わります。また、文字を視認しやすくする機能として背景のカスタマイズ、文字サイズの変更、行間の調整などが利用可能。テキストを音声で読み上げることもできます。
一方、「Chrome」の「リーディング モード」はサイドバーで開く仕組みになっています。閲覧画面のカスタマイズは一通り行えるようですが、音声の読み上げはまだできないようです。
デスクトップでトップシェアを誇る「Chrome」ですが、機能面では他のブラウザーに後れをとることが多くなってきたように感じます。機能は多ければ多いほどよいというものではありませんが……今後の改善に期待したいところです。