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“Wikipedia”を読むなら「Microsoft Edge」! イマーシブ リーダーが快適な閲覧をサポート
目次の表示やテーブルの開閉にも対応。プレビュー版から順次テストを開始へ
2021年3月11日 15:17
米Microsoftは3月9日(現地時間)、「Microsoft Edge」の“イマーシブ リーダー”が“Wikipedia”のすべての記事に対応したと発表した。まずはプレビュー版でテストされる。編集部では確認できなかったが、近いうちに“Dev”チャネルや“Canary”チャネルに展開されるはずだ。
“イマーシブ リーダー”(旧称:読み取りビュー)は、Webページの広告やナビゲーションなどを排し、メインのコンテンツだけを読みやすく表示できる機能だ。まるで本を読んでいるときのようにコンテンツへ没頭できるようページのテーマを目に優しいものに変更したり、文字のサイズや間隔を調整することもできる。
近年では障害者向けや教育向け機能の充実も図られており、ページの読み上げや品詞による色分け、読んでいる部分だけをハイライトする“行フォーカス”、単語の意味をわかりやすく絵で解説してくれる“図解辞書”なども利用可能(一部言語は非対応)。健常者にとっても便利な機能が少なくない。
イマーシブ リーダーはアドレスバーに専用アイコン(本とスピーカー)が表示されるWebページでのみ利用できたが、今回の改善により“Wikipedia”のコンテンツすべてがカバーされることになった。加えて、目次の表示やテーブルの開閉がサポートされている。
目次にアクセスするには、イマーシブ リーダーのツールバー左端に新設されたボタンをクリックする。目次をクリックすれば、目的のセクションにジャンプできて便利だ。もちろん、不要なときは閉じることもできる。
テーブルの開閉は、“Show more”(さらに表示)というリンクで行える。“Wikipedia”の記事にはさまざまな図表が埋め込まれているが、これを避けて本文だけ読み進めたい場合に有用だ。
そのほかにも、“Dev”チャネルや“Canary”チャネルの「Edge」では拡張機能メニューなどがテスト中。現在、“Microsoft Edge Insider”から無償でダウンロードできる。安定(Stable)版「Edge」と同じ環境で共存させることも可能だ。