太陽と月の出没時刻が手軽にわかるWindows Vista/7用のデスクトップガジェット。選択地点の日の出・日の入り時刻や月齢、また日暮れや夜明けなど薄明の時刻、さらに地平座標・赤道座標・黄道座標といった詳細な天文データも表示可能。天体観測のお供に、またたとえば旅行計画で温泉宿の露天風呂から沈む夕日を眺められる時間帯を調べたい、といった用途にもいいだろう。

　初回起動時には“東京都”の“現在”を基準として、日の出・日の入り・月の出・月の入りの各時刻、太陽と月の南中時刻、および正午月齢が一覧表示される。また［大きいサイズ］ボタンを押すか、Windows Vistaではサイドバーから本ガジェットを切り離すと、拡張表示に切り替わり、太陽と月の出没と南中、夜明けや日暮れを含む薄明の時刻・方位・高度、地平・赤道・黄道の各座標や恒星時といった詳細な天文データを一覧表示できる。

　設定により、観測日時や場所を変更可能。日時はリアルタイム表示となる“現在”のほか、任意の日時を固定で指定可能。また、観測地は標準で日本各地62地点から選択、もしくは“観測地ファイル”を変更することで海外の主要都市や福岡県内100箇所以上の観測地から選択できる。もちろん、緯度・経度・標高・時差を数値で直接指定して登録することも可能だ。

　なお、“観測地ファイル”はCSV形式のファイルなので、CSV対応の表計算ソフトなどで編集したり観測地を追加できる。よく訪れる観測地があれば登録しておくと使いやすいだろう。