【第432回】
1対1のスキルバトルゲーム「クラインポットの迷宮」
豊富なスキルを組み合わせてコマンド式のバトルを勝ち抜け!
(10/11/12)
『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、コマンド選択式の1対1バトルを勝ち抜いていくシンプルかつ奥深いゲーム「クラインポットの迷宮」を紹介しよう。
スキルを組み合わせて1対1で戦うバトルゲーム
「クラインポットの迷宮」は、プレイヤーキャラとなる“アルベルト”を操作して、“クラインポットの迷宮”というダンジョンのクリアを目指すゲーム。ゲームの内容はRPGの戦闘シーンのようなコマンド選択式のバトルで、CPUとの1対1の戦闘で勝利すれば1ステージクリアと対戦格闘ゲームのような進行となっており、純粋にバトルだけを楽しむことに特化している。操作はマウスによるコマンドなどの選択のみ。セーブは自動で、クリアしたステージは再度プレイが可能となっている。
バトルのルールは、プレイヤーと敵のいずれかの“Life”が0になったら決着。Lifeは100からスタートし、お互いに1ターンにつき1コマンドを選択して攻防を繰り返す。コマンドはプレイヤーがステージ開始前にセットした10種類のスキルによって決定される仕組み。スキルには戦闘時にコマンドとして選択できる“コマンドスキル”と条件を満たすことで自動的に発動する“オート・アビリティ”の2種類があり、“スキルセットアップ”画面で任意に変更が可能だ。
スキルは全部で64種類用意されているが、ゲーム開始時にもっているのは特定の10種類のみで、戦闘に勝利するとランダムでスキルを入手できる。スキルは敵にダメージを与える“火炎弾”“衝撃波”、Lifeを回復する“サンシャイン”、敵のスキルを消したり変化させる“ディスペル”“ファイアブラスト”などがある。また、攻撃スキルには火炎、疾風などの属性があり、“疾風無効”など特定属性の攻撃を無効化するオート・アビリティも用意されている。そのほかにも、特殊な効果をもつユニークなスキルが多数登場する。クリアしたステージを再プレイした場合も、勝利すればスキルを入手可能だ。
また、戦闘を開始すると各コマンドスキルにはAPという数値が10ずつ与えられる。これはマジックポイントのようなもので、使用すると1ずつ減少していき、0になったスキルは使用不可となる。スキルのなかにはAPの値がダメージ量になるものや、APの回数分連続攻撃するものなどがあるため、APの数値管理は攻略の鍵を握っている。ゲーム開始時から所持しているAP増加スキル“ムーンライト”をうまく使ってダメージ効率をアップさせていこう。
必勝パターンを編み出しつつ、敵ごとに対策を立てよう
戦闘はランダムに先攻・後攻が決定されるほか、同じステージでも敵の所持スキルが戦闘のたびに少しずつ入れ替わるので、お互いの所持スキルの相性や戦略、先攻・後攻で勝敗は左右される。ステージごとに敵の主力攻撃となるスキルはある程度固定されているので、それを封じたり、ダメージ効率で上回ったりするような手を考えよう。
プレイのコツは、主力となる攻撃スキルを決めて、組み合わせなどで効率よくダメージを与える方法を編み出すこと。たとえば火炎スキルの発動回数に応じて威力がアップする“火炎弾”を使うなら火炎スキルを多用する、経過ターン数が増えるにつれて威力がアップする“イチモクレン”を使うなら回復系スキルを充実させて持久戦に持ち込むといった形だ。また、敵の主力攻撃を封じるため、敵のオート・アビリティをランダムで1つ破壊する“ディスペル”や、ダメージを与えつつ敵の火炎スキルを1ターン封じる“怪魚”などを使うのも手だ。
さらに、敵がこちらの主力となる攻撃を無効化するスキルをもっていたりした場合は、対策を考えないと勝てないのでスキルセットアップでうまく対応する必要がある。手持ちのスキルで対応が難しいようなら、クリア済みのステージを繰り返してスキルを入手してから再チャレンジしよう。
難易度は決して高くなく、手堅くスキルを充実させていけばクリアはそう難しくない。テンポよく遊べるので、まとまった時間のとれない忙しい人にもお勧めだ。一方、全スキル64種類をコンプリートするのはなかなか時間がかかるので、やり込む楽しみ方もある。一見使い道のわからない奇妙なスキルを組み合わせて勝つ面白さを追求してみてはいかがだろうか。
- 【著作権者】
- take 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows XPで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.2(10/10/08)
- 【ファイルサイズ】
- 7.53MB