人気ソフトはここがすごい!
書きづらい長ーい文章を見やすく、シンプルに管理するアウトラインプロセッサー「NanaTerry」
見出しごとに文章を分割管理。文字装飾や自動保存機能なども備えた優秀なフリーソフト
2017年3月30日 09:43
『人気ソフトはここがすごい!』では、窓の杜ライブラリの収録ソフトから、窓の杜スタッフが定番ソフトをピックアップ。活用ポイントを踏まえつつ紹介します。
レポートや記事などの長文を書く際は、文章の構成、見出しを考えてから各項目について書いていく、という手法を取る人が多いかと思います。そうした方法で文章を作成するなら、文章を見出しやノード(章など)といった単位で管理・作成できるアウトラインプロセッサーソフトがあると便利。今回は数あるアウトラインプロセッサーの中から、「NanaTerry」をご紹介します。
アウトラインプロセッサー「NanaTerry」は、文章をノード単位で区切って管理、各ノードをツリー表示できるソフトです。ノード・子ノードの追加や削除、順序の入れ替えを簡単に行え、文章の構成を考える時や、編集時に役立ちます。また、ノードだけを別ウィンドウに表示して見やすい位置に置く、といった使い方も可能。
リッチテキストに対応しているため、文字の装飾もこなせます。フォントの種類やサイズ、色の変更からマーカーや取消線の追加も可能と、機能は豊富。また、画像の貼り付けや、「Excel」用のファイルを読み込んで表を埋め込むこともでき、視覚的にわかりやすい文書の作成に役立ちます。
指定した時間ごとにファイルを自動で保存する機能や、ファイルの保存時に今のファイルを自動でリネームして保存することで上書きを防ぐバックアップ機能も用意。停電やうっかりミスによるデータが消えてしまった、なんてことを防ぎやすくなっています。さらに、PCに「Evernote」をインストールしていれば、テキスト情報を送信することもできます。
作業効率アップには欠かせない、ショートカットキーを割り当てる機能ももちろん搭載。さらに、入力した文字数が原稿用紙何枚分なのか換算することや、即座にウィンドウを隠す“ボスが来た”など、多岐に渡る機能を有しています。見た目もシンプルでわかりやすいと魅力たっぷり。長文を書く機会の多い人にまず試してもらいたいソフトです。