人気ソフトはここがすごい!

パソコンはよくわからないけど画像を加工したい! 初心者に定番の無料画像加工ツール「JTrim」

難し過ぎない操作性と、充実の機能が魅力

「JTrim」

 『人気ソフトはここがすごい!』では、窓の杜ライブラリの収録ソフトから、窓の杜スタッフが定番ソフトをピックアップ。活用ポイントを踏まえつつ紹介します。

 写真の撮影も加工もスマホで完結。デジカメで撮った写真も、バックアップとしてパソコンに取り込んでそのまま。という方も多いのではないでしょうか。Windowsに標準搭載のフォトやペイントでは写真加工の自由度も低いし、わざわざレタッチソフトを購入するのもちょっと……、という方におすすめしたいのが、無料のレタッチソフト「JTrim」です。

 今回紹介する「JTrim」は、難し過ぎない操作性と、充実の機能が特徴のレタッチソフトです。ボタン一発で直感的に加工できるので、機能を探し回ったりする無駄もない優れものです。色相・彩度・明度(HSV)のカラー調整やガンマ補正など、本格的な機能も搭載しています。

メニューは一部を除いて一階層で整理されており、シンプルで使いやすい
機能のほとんどは、ツールバーのボタンから操作可能。表示・非表示の切り替えや並べ替えなど、ツールバーのカスタマイズもできる

 若干クラシカルな印象を受ける画面の構成ですが、メニューバー、ツールバー、画像の表示領域のみと、シンプルで操作性に優れます。メニューは1階層で整理されていて、かつ、ほとんどの機能はツールバーに含まれているので、操作に悩むことも少ないはずです。

ネガポジ変換(左)、シルクスクリーン(右)。機能を選択するだけで加工ができるのが便利

 画像の回転やトリミングはもちろん、モノクロやネガポジ変換、ぼかしやイラスト調などの20種類以上のフィルター効果を搭載。色相・彩度・明度(HSV)のカラー調整、ガンマ補正などでは、プレビューを見ながら効果を確認できます。[Ctrl]+[Z]キーでのアンドゥは、16回分まで可能。処理のキャンセルもすばやく行えます。

 複数枚の画像を合成して非現実的な画像を作ることもできます。指定した透明度での合成や、写真の明部や暗部を比較合成などさまざま。無料のレタッチソフトでここまでできるのは驚きです。

複数枚の画像を合成して非現実的な画像を作ることもできます