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定番の画像ビューワー「IrfanView」がARM64に対応

「Windows on Arm」デバイスでパフォーマンスとバッテリー持続時間の改善が期待できる

「IrfanView」v4.73

 定番の画像ビューワー「IrfanView」の最新版v4.73が、11月13日に公開された。本バージョンより、待望のARM64版が追加。「Snapdragon X」シリーズのCPUを搭載する「Windows on Arm」環境でネイティブ動作するようになった。エミュレーションを介さずCPUの性能を直接引き出せるため、パフォーマンスの向上とバッテリー持続時間の改善が期待できる。

 「IrfanView」は、さまざまな画像フォーマットに対応した定番のグラフィックビューワー。プラグインで対応形式を拡充することが可能で、音声ファイルや動画ファイルの再生にも対応するほか、画像の編集・加工機能も一通り備えている。対応OSは64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/10/11で、個人での非商用利用や教育機関などでの利用に限り無償で利用可能。現在、公式サイト「irfanview.net」や窓の杜ライブラリからダウンロードできる。Windows 10/11では「Microsoft Store」からもインストール可能だ。

 そのほかにも、v4.73には多くの新機能や改善が含まれている。おもなものは以下の通り。

  • [ファイル]メニューに最近保存したファイルを開くコマンドを追加
  • [編集]メニューに選択範囲の形状を円形(円・楕円)に設定するコマンドを追加
  • [編集]メニューに表示画像領域を切り抜くオプション(スクロールバーの表示時)
  • [オプション]メニューに画像をすべてのモニターにまたがって壁紙表示するコマンド
  • ショートカットキーの拡充
  • プラグインのアップデート

ソフトウェア情報

「IrfanView」
【著作権者】
Irfan Skiljan 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/10/11
【ソフト種別】
フリーソフト(個人での非商用利用や教育機関などでの利用に限る。寄付歓迎)
【バージョン】
4.73(24/11/13)