「IrfanView」v4.70が公開 ～アルファチャンネル・透明色への対応が強化

「IrfanView」v4.70

　定番の画像ビューワー「IrfanView」の最新版v4.70が、10月11日に公開された。本バージョンではアルファチャンネル・透明色への対応が強化されている。

　v4.70で追加されたアルファチャンネル・透明色に関する改善は、以下の通り。

• ファイルの読み込みや貼り付け時に、既存のアルファレイヤーと透明色を保持するオプションをプロパティ・設定ダイアログの［表示］ページへ。表示には透明色の表現でおなじみのチェック画像が表示され、保存時にもアルファレイヤーと透明色が保持される
• 色深度ダイアログに新しいオプション：32BPP（アルファレイヤー付き）
• 色置換ダイアログに新しいオプション：透明色を設定（32BPP画像の場合）
• 新しい画像メニュー：アルファ/透明色・レイヤーを編集または設定

　そのほかにも、WebPファイルのExifデータをサポート。OCRプラグインが強化され、QRコードやバーコードの読み取りが可能となった。細かいユーザーインターフェイスの改善やショートカットキーの追加、プラグインの不具合修正なども行われている。

既存のアルファレイヤーと透明色を保持するオプションをプロパティ・設定ダイアログの［表示］ページへ

新しい画像メニュー：アルファ/透明色・レイヤーを編集または設定

　「IrfanView」は、さまざまな画像フォーマットに対応した定番のグラフィックビューワー。プラグインで対応形式を拡充することが可能で、音声ファイルや動画ファイルの再生にも対応するほか、画像の編集・加工機能も一通り備えている。対応OSは64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/10/11で、個人での非商用利用や教育機関などでの利用に限り無償で利用可能。現在、本ソフトの公式Webサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

　また、Windows 10/11では「Microsoft Store」からもインストール可能。新しいバージョンの提供はインストーラー版よりも若干遅れることがあるようだが、アップデートが自動で行われるのがメリットだ。