Windows 10移行相談室
Windows 10への要望・意見を伝えたい!
「フィードバックHub」ならWindows開発陣からの返信も
2016年6月30日 06:05
Windows 10への無償アップグレード期間も残すところあと1カ月ほど。すでに、Windows 10に移行した読者も多いのではないだろうか。しかし、Windows 10にしてみたものの、Windows 7/8.1では何気なくできた“アレ”ができないといったことがあるかもしれない。本連載では、Windows 10に移行した際に発生しがちなトラブルの解決方法をお伝えする。
Windows 10への意見や要望、提案をMicrosoftへ直接伝えることができる
Windows Feedback改め「インサイダーHUB」はWindows Insider Programに参加し、Windows 10 Insider Previewをインストールしているユーザー向けのUWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)アプリケーションだったが、2016年5月下旬からCB(Current Branch)などを使用する一般ユーザーに対しても、Windowsストアで「フィードバックHub」として公開された。これまでWindows Insider Program参加者に限られていた、Windows 10に対する意見や要望、提案をMicrosoftへ直接伝えることができる。
以前はユーザーからMicrosoftへの一方通行だったため、“我々の意見は反映されているのか?”という声がプログラム参加者の間でもわき起こっていたが、少なくとも日本マイクロソフトおよびマイクロソフト ディベロップメントの担当者は目を通している。とある関係者は筆者に『あまり厳しいご意見を頂くとヘコんでしまう』とグチをこぼしてしまうほどだ。また、最近はコメント機能をサポートし、ユーザー同士の意見交換に加え、Windows開発陣(正しくはWDGクオリティチーム)からの返信も行われている。
また、前述の関係者は意見数もさることながら、投票(Vote)数がWindows開発陣を動かすと力説していた。それというのも米国本社やマイクロソフト ディベロップメントの開発関係者は同一のシステムでフィードバックの意見を集約し、投票数が多い意見から次のビルドに反映させているからだ。
前述のとおり今後はCBユーザーも「フィードバックHub」経由でMicrosoftに意見を伝えられるが、ポイントは具体的な意見である。PCに詳しい方なら一度は周りから相談されたことがあるだろう。その際『何もしてないのに動かなくなった』と言われても、そんなことは一切あり得ない。問題の発生には起因する何かがあるからだ。そのため今後もWindows 10を使用し、改善を望むのであればエラーメッセージなどを含めた丁寧なフィードバックを送った方が、自分自身の利益にもつながるのである。