いまさら聞けない?Windows 10のTips

第69回

情報漏洩がニュースに? ならすぐMicrosoftアカウントのパスワードを変更しよう

たとえ自分に関係なさそうだと思っても……

 度重なるアップデートによって、次第に使いやすさを向上させつつある「Windows 10」。普段、何気なく使っているかもしれないが、いつのまにか追加された新機能や知らずに過ごしていた便利な機能、隠れた機能なども存在する。本連載では、そんな知っておくと便利なWindows 10のTipsを紹介する。

Microsoftアカウントのパスワードを変更

 最後にMicrosoftアカウントのパスワードを変更したのはいつでしょうか?

 もしも、数年間、同じパスワードを使い続けているのであれば、そろそろ変更することをおすすめします。

 最近では定期変更はメリットよりも、デメリットの方が大きいとされるようになってきましたが(参考:マイクロソフトのパスワードに関するガイダンス)、それでも長期間同じパスワードを使い続けることは決して安全とは言えません。

 たとえば、2013年に米Adobe Systemsから大規模なユーザーの情報漏洩がありましたが、そこで流出したリスト(メールアドレスとパスワード、パスワードヒント)は、今でもインターネット上で入手することが可能となっています。

 また、最近では2016年9月に米Yahoo!から、メールアドレスやハッシュ化されたパスワードを含む5億件もの個人情報が漏洩しました。

 これらに、運悪く、あなたのメールアドレスが含まれ、それと同じパスワードを今も使っているとしたら……。今後、何かしらのトラブルが発生する可能性を完全に否定することはできないでしょう。

 このように大規模な情報漏洩事件を耳にしたら、たとえ自分に関係なさそうだと思っても、とりあえずパスワードを変更しておくことをおすすめします。

 特に、Windows 10を利用するMicrosoftアカウントのパスワードは、OneDriveやOutlook.comなどでも利用する要ともいえるパスワードです。同じパスワードを長く使い続けることは得策とは言えません。

 Microsoftアカウントのパスワードは、マイクロソフトのWebページ(アカウントページ)から変更できます。Windows 10にMicrosoftアカウントでサインインしている場合、スタートニューの「設定」から簡単に設定ページにアクセスすることができますので、必要に応じて変更しておきましょう。

「設定」の[アカウント]で[Microsoftアカウントの管理]をクリック。Edgeが起動してアカウントページが表示されるので、[パスワードの変更]をクリックして変更する