Windows 10を“7風”に使うワザ7選

IEをWindows 10でも使い続ける

 Windows 7/8.1をWindows 10に無料アップグレードできる期限は日本時間の2016年7月29日までと、残りおよそ3カ月を切ろうとしている。また新しくWindows PCを購入した場合のOSの選択肢も、すでにWindows 10ほぼ一択という状況だ。いまなおWindows 7/8.1で粘っているユーザーも、そろそろ本気で移行を考えるべき時期に来ているのも事実である。

 本連載はこうした場合の助けとなる、Windows 10をこれまでのWindows 7となるべく近い感覚で使うのに役立つフリーソフト、および機能別の設定方法を7つ紹介する。

ワザその4:デフォルトブラウザーを「Edge」から使い慣れたIEに変更する

Windows 10は標準ブラウザーとして「Edge」が搭載されているが、実は従来の「IE」も利用できる。一見するとどこにあるのか分かりにくいが、実は[すべてのアプリ]-[Windowsアクセサリ]の中に隠れているのだ

 Windows 10では、従来のInternet Explorer(以下IE)に変わるWebブラウザーとして新開発の「Microsoft Edge」が搭載されており、URLリンクをクリックするとデフォルトではこの「Edge」が起動するようになっている。一方、互換性の問題に対応するためIEも依然搭載されており、こちらを「Edge」に代えてデフォルトブラウザーとして用いることもできる。方法は簡単、既定のプログラムを変更するだけだ。

 もっとも、「Edge」は配色などがIEと酷似しているがゆえに、デフォルトで使えなくしたはずがいつしか立ち上がっており、それに気づかず使っていたということも起こりがち。推奨ブラウザーなどの制限により、「Edge」を起動できなくしてしまいたければ、「Edge」を起動不能にするフリーソフト「Edge Blocker」を用いるとよい。「Edge」自体はアンインストールに対応していないので、「Edge」の起動を確実にブロックするにはこうしたソフトを活用するとよいだろう。

フリーソフト「Edge Blocker」を使用すると、「Edge」の起動をブロックできる。使い方は簡単、ソフトを起動して[Block]ボタンをクリックするだけ
左側の「Edge」のアイコンがグレーアウトしたことで、「Edge」の起動がブロックされたことが分かる。再度有効にするには[Unblock]ボタンを押せばよい

(山口 真弘)