LTEモデムを搭載したWindows 10環境のインターネット接続にトラブル、2月のパッチが原因か

“Windows Release Information”におけるアナウンス

　米Microsoftは5月22日（現地時間）、特定のLTEモデムを搭載したWindows 10環境のWireless WAN接続で問題が発生していることを明らかにした。タスクトレイのインターネット接続の状態を表示するインジケーター（NCSI）が“接続済み”になっているにもかかわらず、インターネットに接続できないことがあるという。

　この問題の影響を受けるのは、2月27日に公開された「Windows 10 バージョン 1903」「Windows 10 バージョン 1909」向けの更新プログラム「KB4535996」を適用した環境。クライアントOS、サーバーOSともに影響を受ける。

　同社は現在、この問題を調査中。7月半ばの修正パッチリリースを目指して、問題解決に取り組んでいる。

　なお、「KB4535996」ではプロキシを利用しているVPN環境でもトラブルを抱えていたが、これは3月末に定例外でリリースされたパッチで解決している。