「Minecraft」v1.16.10が公開、「Windows 10 Mobile」「Gear VR」はサポート終了へ

　米Microsoft傘下のMojangは7月21日（現地時間）、Bedrock版「Minecraft」v1.16.10を公開した。モバイルデバイスで村人との取引が修正されたほか、一部のプラットフォームでシステム要件の変更が行われている。

　「Minecraft」では2020年10月以降、以下の環境がサポート外となる。主要な環境に開発リソースを集中するためだ。

• Windows 10：「DirectX 10.1」をサポートしないGPU
• Windows 10 Mobile
• Apple：「iOS 10」以下で動作するデバイス
• Android：768MB以下のメモリしか搭載しないデバイス
• Gear VR

　システム要件変更の影響を受けるデバイスには、ゲーム内に案内が表示される（誤った日付けと案内が表示されることがあるが、近日中に修正される見込み）。サポート終了以降もゲームをプレイすることはできるが、「Windows 10 Mobile」や「Gear VR」ではマルチプレイや“Realms”が利用できなくなるので注意したい。iOS/Androidで“Realms”サブスクリプションを購入している場合は引き続きアクセスが可能だが、マルチプレイは同じバージョンを利用しているデバイスに限られる。

　プレイデータの移行方法は、ヘルプページで案内されている（英文）。また、“Realms”の払い戻しリクエストも受け付けている。

　「Minecraft」は、ブロックで構築された世界で自由に冒険や生活を楽しめる箱庭（サンドボックス）ゲーム。最近では教育への活用も期待されている。“Bedrock Edition”と呼ばれているマルチプラットフォームプレイ対応版はWindows 10、Xbox One、iOS、Android、Gear VR、Nintendo Switchで利用可能。Windows 10版向け「Minecraft Windows 10 スターター コレクション」は3,960円（税込み）で“Microsoft Store”から購入できる。