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「Google Chrome」に11件の脆弱性 ~セキュリティアップデートが配信中

Windows環境にはv125.0.6422.141/.142が展開中

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にはv125.0.6422.141が展開中

 米Googleは5月30日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。Windows/Mac環境にはv125.0.6422.141/.142が、Linux環境にはv125.0.6422.141が順次展開される。

 本バージョンは、11件の脆弱性に対処したセキュリティアップデート。CVE番号が明らかにされているのは、以下の7件だ。

  • CVE-2024-5493: Heap buffer overflow in WebRTC
  • CVE-2024-5494: Use after free in Dawn
  • CVE-2024-5495: Use after free in Dawn
  • CVE-2024-5496: Use after free in Media Session
  • CVE-2024-5497: Out of bounds memory access in Keyboard Inputs
  • CVE-2024-5498: Use after free in Presentation API
  • CVE-2024-5499: Out of bounds write in Streams API

 脆弱性の深刻度評価は、いずれも「High」。今のところ悪用の報告はないようだ。そのほかにも、内部監査やファジングで発見された問題の修正が含まれている。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。