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「Google Chrome」に緊急アップデート ~「V8」スクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性

Windows環境にはv125.0.6422.112/.113が展開中

「Google Chrome」にアップデート。Windows環境にはv125.0.6422.112が展開中

 米Googleは5月23日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の安定(Stable)チャネルをアップデートした。Windows/Mac環境にはv125.0.6422.112/.113が、Linux環境にはv125.0.6422.112が順次展開される。

 本バージョンは、ゼロデイ脆弱性に対処した緊急アップデート。すでに攻撃が確認されているので、一刻も早い対応が必要だ。

  • CVE-2024-5274:Type Confusion in V8

 脆弱性の深刻度は、「High」と評価されている。なお、タブの切り替えでWebページのコンテンツが一時的に表示されなくなる問題はすでに解決されたとのこと。

 デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、Windows 10/11に対応している。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)にアクセスすれば手動でアップデート可能。アップデートを完全に適用するには、「Google Chrome」の再起動が必要だ。