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ESET、サイバーセキュリティアシスタント「ESET AI Advisor」を発表

担当者のセキュリティスキル不足、スキルレベルの差を解消

サイバーセキュリティアシスタント「ESET AI Advisor」

 ESETは5月30日(日本時間)、生成AIベースのサイバーセキュリティアシスタント「ESET AI Advisor」を発表した。セキュリティインシデント調査を抜本的に改革する新機能として、XDRソリューション「ESET PROTECT MDR Ultimate」および、企業・組織向け脅威インテリジェンスサービス「ESET Threat Intelligence」に搭載される。

 「ESET AI Advisor」は、自然言語でリアルタイムにインシデントの解説や推奨対応を提供。SOCチームレベルのアドバイザリーを取得することで、サイバーセキュリティ担当者のセキュリティスキル不足を解消し、日々進化し続ける複雑なサイバー脅威に対する検知・対応の強化と効率性が向上するという。

 主な機能の特徴と利用のメリットは以下の通り。

  • 日本語でのチャット形式にてインシデント解説と推奨対応をわかりやすく提示。あらゆるスキルレベルのセキュリティアナリストが、インタラクティブな会話を通してリスク識別、分析、対応方法を適切に把握して作業できるようになるため、スキルレベルの差を埋めることができる
  • 検知した脅威に関する質問に対して、自社の環境が直面している具体的な脅威の解説と推奨対応が表示される。難読なコマンドやスクリプトの解読も容易になり、重大インシデントに対する対応方針の意思決定を迅速化
  • データ収集、抽出、基本的な脅威ハンティングなど、日常的なタスクを自動化。プロセス管理を簡素化することによって、サイバーセキュリティ運用の効率性が向上する
インシデントグラフとして表示された攻撃ステップをチャット形式でわかりやすく解説