NEWS(11/08/30 16:10)
ブラシを瞬時に切り替えられる“登録ブラシ”機能を追加した「AzDrawing2」v2.00
「AzDrawing2」のADWファイルに対応した「AzPainter2」「APDView」も同日公開
線画専用ペイントソフト「AzDrawing」のメジャーバージョンアップ版となる「AzDrawing2」v2.00が、27日に公開された。
v2では、従来の“コントロールウィンドウ”が廃止され、ブラシや塗りつぶしなどのツールを切り替える“ツールウィンドウ”と、ブラシに関する設定に特化した“ブラシウィンドウ”に分離されている。
“ブラシウィンドウ”では、“線画用”“塗り用”といったブラシの設定を作成したり、作業中に利用するブラシの設定を切り替えるといった操作を行える。またv2では単独のツールとしての“消しゴム”が廃止されており、“ブラシウィンドウ”で消しゴムとして利用するブラシを作成する仕組みとなった。
さらに、各ブラシの設定をショートカットキーで瞬時に切り替えたり、特定のキーを押している間のみ指定したブラシで描画できるようにする“登録ブラシ”機能が追加された。“ブラシウィンドウ”に表示される各ブラシの設定の右クリックメニューから、そのブラシの設定を“登録ブラシ”として登録可能。また、ショートカットキーの割り当ては、メニューの[設定]-[キー設定]項目を指定して開く“キー設定”ウィンドウで行える。
“登録ブラシ”には、最大で5種類のブラシの設定を指定することが可能。そのなかで“登録ブラシ[1]”に割り当てたブラシの設定は、一般的に消しゴム機能が割り当てられているペンタブレットのペンのテール部分で利用できる仕組みとなっているため、消しゴム用のブラシを割り当てておくとよいだろう。
またv2では、“選択範囲”ツールの機能が強化されるとともに、使い勝手が変化している。具体的には、“選択範囲”ツールで範囲を選択してからブラシなどのツールを選択しても、範囲の選択が適用されたままとなる。範囲を選択している際にブラシなどを利用すると、選択した範囲内にしか線が描画されない仕組み。
なお、選択した範囲内のイラストなどを移動させる際に、v1系では範囲外をクリックするなどして範囲の選択を解除することで初めて移動が確定したが、v2ではドロップした段階で移動が確定するため、v1系のような微調整ができなくなっているので注意。
加えて、「AzDrawing2」v2.00で作成したADWファイルは「AzDrawing」v1系のADWファイルとはフォーマットが異なる。そのためv2で作成したADWファイルは、v1系では読み込めないので注意。ただし、v1系で作成したADWファイルをv2で読み込むことは可能。
また同日、同作者製のペイントソフト「AzPainter2」と、「AzPainter」や「AzDrawing」の独自形式ファイル専用ビューワー「APDView」もバージョンアップしており、「AzDrawing2」で作成したADWファイルの読み込みに対応している。
「AzDrawing2」「AzPainter2」「APDView」は、いずれもWindows 98以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。現在作者のWebサイトからダウンロードできる。また、「AzDrawing2」「AzPainter2」は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。
「AzDrawing2」
- 【著作権者】
- Azel 氏
- 【対応OS】
- Windows 98以降(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.00(11/08/27)
「AzPainter2」
- 【著作権者】
- Azel 氏
- 【対応OS】
- Windows 98以降(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.12(11/08/27)
「APDView」
- 【著作権者】
- Azel 氏
- 【対応OS】
- Windows 98以降(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.07(11/08/27)