「Firefox 139.0.4」がリリース ～特定操作でフリーズする問題や脆弱性に対処

「Firefox」v139.0.4

　Mozillaは6月10日（米国時間）、デスクトップ向け「Firefox」の最新版v139.0.4をリリースチャネルで公開した。v139.0.2、v139.0.3はAndroid版のみのリリースで、デスクトップ版はスキップされたようだ。

　本バージョンは、以下の問題に対処したマイナーアップデートとなっている。

• アプリを切り替えたり、ブラウザー内で特定のパネルを開いたりする際に「Firefox」がフリーズする
• 「Firefox」の環境設定ページにおいて、ページ内検索のドロップダウンメニューオプションが選択しにくい
• テキストをトリプルクリックした際に特定状況下で発生していたさまざまな問題
• Windowsでデスクトップの壁紙として画像を設定するときに不正なファイル名が使用される

　セキュリティ関連の修正は2件。深刻度はいずれも「High」と評価されている。

• CVE-2025-49709：Memory corruption in canvas surfaces
• CVE-2025-49710：Integer overflow in OrderedHashTable

　デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。