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「EmEditor」v26.4が公開、「高速ビュー」モードのまま巨大ファイルを編集できる

起動は約1.9倍高速化、EXE/DLLの合計サイズは31%削減。「eMudhra」の問題にも対処

「EmEditor」v26.4

 Emurasoftは10月22日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v26.4を公開した。前バージョンで導入された「高速ビュー」モードで、巨大ファイルの編集まで行えるようになったとのこと。

「高速ビュー」モードで巨大ファイルを編集

 「高速ビュー」モードは、ファイル全体をメモリに読み込まずに巨大ファイルをほぼ瞬時に開けるモード。ただし、v26.3では書き換え禁止となっており、巨大ファイルを編集するには通常モードに切り替えて、ファイル全体が読み込まれるのを待つ必要があった。

「高速ビュー」モードで巨大ファイルを開く。ステータスバーに「FAST」インジケーターが追加

 本バージョンでは「高速ビュー」モードのまま、入力や貼り付け、元に戻す・やり直し、すべて置換、複数選択のほか、[挿入][変換][並べ替え]メニューのほとんどのコマンドを利用できるようになった。CSVのセル編集や列の分割・結合といった、文書を変更するCSVコマンドも使える(「Pro」版のみ)。保存するまで、元のファイルは変更されない。

 巨大ファイルを保存する際は、編集内容をファイルに書き込む[保存してマージ]と、元のファイルをそのまま残して編集内容だけを別の差分ファイルに保存する[変更内容だけを保存]が選べる。[変更内容だけを保存]であれば、編集内容は差分として保存され、次に開くときもすばやく開ける。成果物を完成させるならマージを、そうでなければ差分保存を選ぶとよいだろう。

巨大ファイルの編集を保存

 そのほかにも、ステータスバーに「FAST」インジケーターが追加され、文書が「高速ビュー」モードかどうかがわかるようになった。インジケーターをダブルクリックすると、通常モードと「高速ビュー」モードを切り替えられる。

 また、[ツール]-[カスタマイズ]ダイアログに[高速ビュー]ページが追加され、関連する設定を調整可能。ファイルを「高速ビュー」モードで開く「/fast」、「高速ビュー」モードで開いてファイルの末尾をすぐに表示する「/tail」など、コマンドラインオプションも拡充された。

起動の高速化とファイルサイズの削減

 本バージョンでは、起動速度が改善。巨大ファイルに関わる操作も多くが高速化された。

 同社のテストによると、メインウィンドウが準備完了となるまでの起動速度は、v26.3比で約1.9倍に向上した。

 16GBのメモリを搭載したPCで48GBのファイルを扱った場合、[すべて置換]は約5倍、ファイルの保存は約13倍高速化。差分ファイルに行の位置を保存しておけば、2回目はわずか0.02秒で開けたという。

起動速度が改善。巨大ファイルに関わる操作も多くが高速化された

 また、コードとライブラリを見直し、ほぼすべてのEXE/DLLファイルのサイズが削減された。EXEファイルとDLLファイルの合計は31%小さくなっている(ポータブル版で69,962KBから48,431KB)。

「eMudhra」の問題に対処

 さらに、本バージョンでは「eMudhra」の中間証明書に関する問題にも対処した。言語サーバープロトコル(LSP)機能のために同梱している「Node.js」が影響を受けていたとのことで、これがv26.12.1に更新されている。同社がソースコードをスキャンした結果、そのほかに影響を受ける部分はなかったという。

 なお、「Microsoft アカウント」を介した設定の同期は、Windows 11がストアアプリのローミングフォルダーをコンピューター間で同期しなくなったため利用できなくなった。代わりに同期フォルダーを使うよう案内されている。

 「Microsoft Store」での公開は数日後になる予定。同社は「Microsoft Store」版または新しいMSIXインストーラーの利用を推奨しており、従来のMSI版の更新チェッカーは2027年3月31日(協定世界時)で終了する。

 「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。64bit版のWindows 8.1/Server 2012 R2以降に対応するシェアウェアで、7日間の試用が可能。試用期間後は、個人利用のみで一部機能の制限された「EmEditor Free」として利用できる。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版のWindows 8.1/10/11およびWindows Server 2012 R2以降
【ソフト種別】
年額9,000円(税別、2年目以降は初年度の75%)など(試用期間後は、個人利用のみで一部機能の制限された「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
26.4(26/10/22)