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Mozilla、「Firefox 159」を正式リリース ~167件の脆弱性を修正

「タブ検索」が追加、開いているタブを[Ctrl]+[Shift]+[A]キーで検索可能に

「Firefox」v159.0

 Mozillaは10月27日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版v159.0をリリースチャネルで公開した。「Firefox 158」に続くメジャーバージョンアップとなる。

 本バージョンでは、開いているタブをショートカットキーで検索する機能([タブを検索])が追加された。Windows/Linux環境では[Ctrl]+[Shift]+[A]キー、macOS環境では[command]+[Shift]+[A]キーが利用できる。

 これに伴い、拡張機能とテーマの管理画面を開くショートカットキーが変更された。Windows/Linux環境では[Ctrl]+[Shift]+[F]キー、macOS環境では[command]+[Shift]+[E]キーとなる。これらのショートカットキーは「about:keyboard」で変更可能だ。

「about:keyboard」で[タブを検索]のショートカットキーを変更できる

 また、保存したパスワードが標準でサイドバーから利用できるようになった。これまではサイドバーに[パスワード]ツールを追加する必要があった。

 そのほかの新機能・変更点は以下のとおり。

  • macOSの共有画面がOS標準のものになり、ページのプレビューや最近の連絡先を表示。選択した複数のタブをまとめて共有することも可能に
  • ベータ版としてテスト中のAI機能「Smart Window」(日本未提供)で、値下がりや再入荷といったページの変化を監視できるように。チャットで「/watch」と入力して設定すると、条件に合う変化が見つかったときにデスクトップ通知で知らせてくれる(段階的に展開)
  • AIチャットボットのページ要約機能が、ページのテキストではなくアドレスをチャットボットのプロバイダーへ送信するように。長いページでも要約が途中で途切れなくなる
  • macOSで「Firefox」を既定のブラウザーにしている場合、「ChatGPT」など既定のブラウザーを使ってサインインするアプリのサインインページが「Safari」ではなく「Firefox」で開くように
  • ジャワ文字、バリ文字、カナダ先住民音節文字、ンコ文字で書かれたWebアドレスを、「xn--」で始まるエンコード表記ではなく、その文字のまま表示するように

 不具合修正では、最小化したウィンドウで「Zoom」のWebアプリなどを開いたままにするとメモリ使用量が急増する問題や、Windowsで「NVIDIA RTX Video HDR」を有効にした場合に一部の動画が正しく表示されない問題などに対処した。

 開発者向けの要素としては、スクロールに連動してCSSアニメーションや「Web Animations API」のアニメーションを進められる「スクロール駆動アニメーション」が導入された。また、「CustomElementRegistry()」コンストラクターでグローバルとは別のカスタム要素レジストリを作成できるようになった。

 セキュリティ関連の修正は、CVE番号ベースで167件。深刻度の内訳はMozillaの基準で、4段階中2番目の「High」が108件、3番目の「Moderate」が52件、最低の「Low」が7件となっている。深刻度「Critical」の脆弱性修正は含まれていないが、できるだけ早いアップデートが望ましい。

 なお、同日付けで企業向けの延長サポート版「Firefox ESR」(153.6/115.44)でもセキュリティ修正が行われている。利用中の場合は更新を怠らないようにしたい。

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。