レビュー
Markdownでメモってタグとフォルダーで整理、ホットキーで参照できる「Boostnote」
手軽に使えるWeb共有機能を搭載。コマンドやコードのスニペットツールとしても有用
2016年6月22日 14:00
「Boostnote」は、Markdown記法に対応したオープンソースのメモアプリ(ライセンスはGPLv3)。Windows/Mac/Linuxに対応する「Electron」製ソフトで、編集部にてWindows 10で動作を確認した。本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。なお、Windows向けは64bit版バイナリしか用意されていないので注意。
書いたメモをタグやフォルダーで管理できるメモアプリ。メモはMarkdown記法で記述することが可能で、書くときは手軽なプレーンテキストとして、読むときは美しく整形されたHTMLドキュメントとして扱える。そのため、ちょっとしたアイデアをメモして仲間と共有したい場合や、議事録を書いて部署で回覧したい場合に役立ちそうだ。また、100種類以上のプログラミング言語に対応したシンタックスハイライト機能を搭載しており、コードを交えた技術文書を書くのにも適している。
また、書き溜めたメモへ手軽にすばやくアクセスできるのも「Boostnote」の特徴といえる。たとえば、[Windows]+[Alt]+[S]キーというホットキーでいつでも“ファインダー”と呼ばれる検索画面を呼び出し、メモを参照することが可能。メモを選択して[Enter]キーを押せばメモの内容をクリップボードへコピーすることもできるので、コマンドやコードのスニペットツールとしても有用。
さらに、手軽なWeb共有機能を備えているのも便利。メモ画面の右上にある[Share]ボタンを押すと本ソフトの公式サイト“b00st.io”でメモを公開し、その共有リンクをクリップボードへコピーすることができる。共有リンクの有効期限は7日間なので恒久的な公開には向かないが、仲間内でメモを共有したい場合はこれで十分だろう。
ソフトウェア情報
- 「Boostnote」Windows版
- 【著作権者】
- MAISIN&CO.(株)
- 【対応OS】
- 64bit版Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.5.13(15/06/12)