REVIEW(11/12/19)
「Google SketchUp」のモデルに質感を付加する「Maxwell for Google SketchUp」
3Dモデルの表面に“Metal”“Glass”などのリアルな質感を付加してレンダリング
「Maxwell for Google SketchUp FREE version」は、3Dモデルの表面にリアルな質感を付加してレンダリングできる「Google SketchUp」用プラグイン。「Google SketchUp」および「Google SketchUp Pro」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vista上の「Google SketchUp」v8.0.11752で動作確認した。現在、作者のWebサイトからダウンロードできる。
インストールすると「Google SketchUp」のツールバー上に本プラグインのボタン群が追加され、ボタン群の中にある[FIRE]ボタンを押すと本プラグインでレンダリングした画像をプレビューするウィンドウが表示される。プレビューウィンドウ左上の[FIRE]ボタンを押すと「Google SketchUp」で表示している3Dモデルをリアルタイムでレンダリングするようになる。
3Dモデルへ質感を付加するには、まずボタン群の中にある鉛筆型のボタンを押し、“Maxwell Scene Manager”ウィンドウを呼び出す。次に、“Maxwell Scene Manager”ウィンドウの球型アイコンが表示されたタブの上部にあるスポイト型ボタンを押し、質感を与えたいパーツをクリックしよう。あとは、“Maxwell Scene Manager”ウィンドウ下部の“Character”領域にある“Type”ポップアップメニューから材質を選べば、質感を設定することが可能。
“Type”ポップアップメニューには“Plastic”“Car Paint”“Metal”“Liquid”“Glass”といった材質が用意されており、選択した材質ごとに用意されたパラメーターを変更することで、細かいカスタマイズを行うことが可能。
“Maxwell Scene Manager”ウィンドウのそのほかのタブではレンダリングする際のカメラの絞り・シャッタースピードといった設定や、空と地面の設定などを行える。また、ボタン群からは追加の材質データや空のデータを購入できるWebページを開くことも可能。
レンダリングした画像をファイルへ保存するには、プレビューウィンドウのCD-ROM型ボタンを押し、保存フォルダを選択すればよい。保存形式は標準でPNG形式となっており、拡張子を手動で入力することで、JPEG形式で保存することも可能。保存する画像の表示サイズはプレビューウィンドウの歯車型ボタンから表示できる設定画面で変更でき、長辺が最大800ピクセルまでという制限がある。そのほか、設定画面からはレンダリング品質などを変更可能。
なお、作者サイトでは保存できる画像の最大表示サイズが1,200×1,200までになる95米ドルの有償版「Maxwell for Google SketchUp LICENSED version」がダウンロード販売されている。
- 【著作権者】
- Next Limit S.L.
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.6.0