ミツバチやハチの巣をイメージしたハニカムなフォント「みつバッチフォント」

「みつバッチフォント」v1.0

　「みつバッチフォント」は、ミツバチやハチの巣をイメージしたフォント。ひらがな・カタカナ、半角のアルファベット・数字、若干の漢字・記号を収録したTrueTypeフォントで、商用・非商用に関わらず自由に利用が可能（商用の場合は要連絡）。作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。

　本フォントの特徴は、六角形を基調としているところ。本来ならば曲線になっている部分などが、ハチの巣に見られる六角形（ハニカム）風に折られており、角丸の太い線と相まって、コミカルな印象を与えている。とくに“構（かまえ）”を持つ漢字にはその傾向が顕著で、四角い構えが六角形になっているのが面白い。

　加えて、トメやハネ、払いの部分は角丸が強調されており、ハチの巣から溢れ出る蜜を思わせる。また、ハチの目や羽を連想させる濁点や、ハチの触角をイメージしたと思われる線の突き出しの意匠もユニークで、かわいらしいフォントに仕上がっている

　なお、執筆時現在、本フォントに含まれる漢字は教育漢字が169文字、第一水準漢字が7文字にとどまっているが、今も後アップデートの予定があるようだ。どのような字形が追加されるのかを楽しみにしながら、さらなる充実を期待したい。