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もっと手軽にOneDriveへアクセスできないの? ~デスクトップに“OneDrive”フォルダーを追加する裏ワザ
2017年4月20日 06:10
こんにちは、阿久津です。Windows 10のデスクトップには、[デスクトップアイコンの設定]ダイアログから操作することで、“コンピューター”“ごみ箱”“ユーザーのファイル(ユーザーフォルダー)”“ネットワーク”、そして“コントロール パネル”を追加できます。以前のWindowsはこれらのアイコンがデスクトップに並んでいたため、長年Windowsユーザーを続けてきた方なら、最初に行うカスタマイズの1つでしょう。
最近ではOffice 365 Solo、もしくはOffice Premium搭載PCのサービスであるOneDriveを既定の保存先として設定し、各PCで同期を行う方も少なくありません。ですが、[デスクトップアイコンの設定]ダイアログの項目にOneDriveがないため、エクスプローラーのナビゲーションウィンドウなどからアクセスしている方が大半です。そこでデスクトップに“OneDrive”フォルダーをレジストリで追加しましょう。
OneDriveのGUIDを追加する
本連載ではWindowsに詳しくない方でも簡単にレジストリを操作可能にするため、管理者権限を持つ「コマンド プロンプト」を使います。「コマンド プロンプト」起動後は囲み1の内容をコピー&ペーストしてください。後はデスクトップの何もないところをクリックしてアクティブにしてから、[F5]キーを押して表示内容を更新すると、“OneDrive”フォルダーが現れます。
reg add HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\HideDesktopIcons\NewStartPanel /v {018D5C66-4533-4307-9B53-224DE2ED1FE6} /t REG_DWORD /d 0 /f
この“OneDrive”フォルダーは特別な方法で作成しているため、直接削除することはできません。たとえばごみ箱にドラッグ&ドロップすると、[使用中のフォルダー]ダイアログが現れ、削除できない旨を示すメッセージが現れます。不要になった場合は先の手順を参考に囲み2の内容を、「コマンド プロンプト」にコピー&ペーストしてください。
reg add HKCU\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\HideDesktopIcons\NewStartPanel /v {018D5C66-4533-4307-9B53-224DE2ED1FE6} /t REG_DWORD /d 1 /f
阿久津 良和
PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛するものの、最近はクラウドやインフラを基盤としたITビジネスソリューションに強く惹かれている。「今すぐ使えるUbuntu入門ガイド Linuxをはじめよう」「今すぐ使えるかんたんPLUS+ Windows 10 完全大事典」(技術評論社)など著書多数。