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クリップボード履歴&定型文ツール「Clipboard History」、履歴のインクリメンタルサーチが可能に
設定ダイアログが追加され利用しやすく
2016年6月22日 16:08
クリップボード履歴の管理と定型文の挿入が可能な常駐ツール「Clipboard History」の最新版v1.1.0が公開された。64bit版を含むWindows XP/7/8/10に対応するフリーソフトで、ベクターのライブラリや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
「Clipboard History」は、Windows標準のメニューをベースとしたシンプルなインターフェイスを備えたクリップボード履歴管理・定型文挿入ソフト。定型文の挿入機能において、さまざまな独自コマンドを利用して現在日時や選択したファイルのパス名を挿入したり、ダイアログで計算式を入力して結果を挿入したりといった高度な処理を行えるのも特徴だ。
v1.1.0では新たにクリップボードマネージャーが追加。専用のウィンドウで選択した履歴項目の内容編集や削除が行えるほか、重複する履歴の削除、◯番目以降の履歴を削除、◯文字以上の履歴の削除、履歴のテキストファイルへの保存といった機能により履歴を整理できる。このウィンドウで選んだ履歴を直接挿入することも可能。
さらに、クリップボードマネージャーでは履歴のインクリメンタルサーチも行える。本バージョンから履歴の最大数が10,000件へと仕様が拡張されており、大量の履歴から利用したいものを探す場合に便利だ。なお、インクリメンタルサーチ機能は定型文に関しても利用可能。
加えて、本ソフトはこれまでホットキー等を変更する方法がテキストによる設定ファイルの直接編集のみだったが、本バージョンで設定ダイアログが追加された。ホットキーはリストから選択したり、実際に押したキーを登録することが可能。各種オプションも手軽に指定することができるようになった。
また、クリップボード履歴をメニューではなく小さなポップアップウィンドウで表示するシンプルモードが追加された。キーボード操作に特化しており、左右カーソルキーによるページ切り替えなどが可能。そのほか、複数のプロファイルを起動オプションで切り替えて利用する機能の追加や定型文メニューで使用できるコマンドの追加、一部アプリケーションで履歴が増殖する現象の改善、動作安定性の向上なども施されている。
ソフトウェア情報
- 「Clipboard History」
- 【著作権者】
- ごぉ 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/7/8/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1.0