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老舗メッセンジャーソフト「IP Messenger」が20周年、v4.00を正式リリース
チャット形式のログビューワー機能が追加されるなど大小の改善を多数盛り込む
2016年8月19日 15:12
メッセンジャーソフト「IP Messenger」の20周年を記念したメジャーバージョンアップとなるv4.00が、18日に正式公開された。現在、19日に公開された最新版v4.01が、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリから無償でダウンロードできる。
「IP Messenger」は、ローカルネットワーク向けのメッセンジャーソフト。サーバーレスで動作するのが特徴で、ネットワーク内のユーザーを動的にリストアップし、メッセージをやり取りできる。1996年から開発が続けられている老舗のソフトで、プロトコルの仕様書やソースコードも公開されており、Windows版のほかにもMac版、iPhone版、Android版などが有志によって開発されている。
v4.0の目玉は、ログビューワー機能が追加されたこと。このログビューワーではメッセージをチャット形式で表示できるようになっており、10万を超えるメッセージを高速に扱える。また、添付画像もインラインで表示可能。キーワード検索機能やユーザーによるフィルタリングにも対応するほか、マーカー・お気に入り・コメントなどを登録することもできる。
そのほかにも、複数の宛先をもつメッセージへ返信する際に全員の宛先を自動選択できるようになったほか、誤送信防止オプションや「Windows ファイヤーウォール」が通信をがブロックした場合にそれを解除する機能などが追加されてより使いやすくなっている。
なお、本バージョンからインストール先が“C:Users(ユーザー名)AppDataLocal(%localappdata%)”以下に変更された。また、一部機能はプロトコルの拡張によって実現されているため、v4.0同士でないと利用できないので注意。
ソフトウェア情報
- 「IP Messenger」
- 【著作権者】
- 白水 啓章 氏、(株)朝日ネット
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8/Server 2012/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 4.01(16/08/19)