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「IP Messenger」がv5へメジャーバージョンアップして大幅機能向上 ~無料のTCP/IPメッセンジャーアプリ

[ログビューア]ウィンドウがタブ化、画像の編集機能も高機能に

「IP Messenger」v5.02

 無料の老舗TCP/IPメッセンジャーアプリ「IP Messenger」の最新版v5.0.0が、3月1日に公開された。5年ぶりのメジャーバージョンアップとなる本バージョンでは、同作者の白水啓章氏が手掛ける高速ファイルコピーツール「FastCopy」の技術を一部転用し、ファイルやフォルダーの転送が高速化したほか、[ログビューア]ウィンドウと画像の編集機能が強化されている。

 [ログビューア]ウィンドウはタブ切り替え型となり、ユーザーごとにメッセージを絞り込んでタブに表示できるようになった。従来のようにすべてのメッセージを一覧するタブも作成できる。また、メッセージのヘッダー部にあるユーザー名をクリックすることで、そのユーザーのみメッセージだけ表示するように絞り込むことも可能となった。

[ログビューア]ウィンドウがタブ切り替え型に

 さらに、メッセージの中に埋め込まれた画像をクリックすることで、等倍表示ができるようになったほか、埋め込んだ画像を再編集することも可能になっている。

 デスクトップのキャプチャー機能や埋め込んだ画像の編集機能も強化されている。ドラッグで線や図形を描画した後、マウスの左ボタンを離さずに[Shift]キーを押しながらマウスを移動することで、描画した線や図形をそのまま移動させられるようになった。加えて、直線を描画する際に[Ctrl]キーを押しながらドラッグすることで垂直線や水平線を弾けるようになったほか、線の太さを選択したり、マーカー風の線や半透明の線を描くことも可能だ。

画像の編集機能も強化

 「IP Messenger」は、社内ネットワークといったローカルなネットワークで重宝されているメッセンジャーソフト。64bit版を含むWindows Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2008/2012/2016/2019に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、最新版は3月5日に公開されたv5.0.2となっている。

ソフトウェア情報

「IP Messenger」
【著作権者】
白水 啓章 氏
【対応OS】
Windows Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2008/2012/2016/2019
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.02(21/03/05)