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「IP Messenger」v4.91が公開 ~相手が起動したときにメッセージを届ける遅延送信モードを追加

32bit版と64bit版のインストーラーが1つに。オプションも拡充される

「IP Messenger」v4.91

 老舗メッセンジャーソフト「IP Messenger」の最新版v4.90が、12日に公開された。本バージョンでは“遅延送信”モードが新たに導入された。

 「IP Messenger」v4.90では、「IP Messenger」を起動していないユーザーも送信画面のメンバーリストに灰色で表示される。このメンバーへメッセージを送信すると、メッセージはいったん送信キュー(待機リスト)に入れられ、相手が「IP Messenger」を起動するまで送信を待機する(遅延送信モード)。相手が「IP Messenger」を起動するとメッセージが自動送信される。メッセージには“(IPMsg遅延送信: 03:49)”といったフッターが追加されるので、メッセージを受け取った時刻だけでなく、実際にメッセージが送信された時刻も把握できる。

相手が「IP Messenger」を起動するまで送信を待機する遅延送信モード
遅延送信されたメッセージにはフッターが追加される

 “遅延送信”は初期状態で有効。ただし、“ログ記録”機能が無効化されている場合、遅延送信時に貼付画像が送れないことがあるとのことなので注意したい。また、13日付けでリリースされたv4.91では、過去1カ月以内にアクティブだったユーザーだけが灰色で表示されるように改められている。

“遅延送信”は初期状態で有効

 そのほかにも、インストーラーが改善され、32bit版と64bit版が1つのパッケージに統合された。ユーザーインターフェイスを出さないサイレントモード“/silent”や展開のみを行う“/extract”など、インストールオプションも拡充されている。

 「IP Messenger」は、社内ネットワークといったローカルなネットワークで重宝されているメッセンジャーソフト。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2003/2008/2012/2016に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「IP Messenger」
【著作権者】
白水 啓章 氏、(株)朝日ネット
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10およびWindows Server 2003/2008/2012/2016
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.91(18/09/13)