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老舗メッセンジャー「IP Messenger」に初の商用版、「IP Messenger Pro」の販売が開始

企業から要望の多かったコンプライアンス機能を追加

「IP Messenger Pro」

 (同)FastCopy研究所は3月2日、「IP Messenger Pro」のリリースを発表した。老舗のLAN用メッセンジャーソフト「IP Messenger」をベースにコンプライアンス機能を加え、初の商用版として販売される。

 「IP Messenger」は、社内ネットワークなどでの利用を念頭に置いて設計されたメッセンジャー。1996年より開発が継続されている老舗アプリで、昨年は約5年ぶりのメジャーアップデートも果たしている。現在、公式サイトや窓の杜ライブラリから無料でダウンロードが可能。

 商用版となる「IP Messenger Pro」の主な機能は、以下の通り。企業より要望の多かった機能制御に加え、展開を容易にする専用インストーラーの生成などがサポートされている。

  • リアルタイムのログ監査
  • 専用インストーラーを生成・配信。クライアントの設定などが不要に
  • 機能のコントロール:外部メッセージ(Slack)転送、ファイル送受信、画面キャプチャーなど
  • 自動アップデートの可否コントロール
  • 掲示板・メールによるサポート

 対応OSはWindows 7以降。価格は1ユーザー当たり年額1,980円で、1ユーザー当たり7,980円の永久ライセンスもある(価格はいずれも税抜き)。完全にローカルだけで運用できるので、クラウドサービスに頼らないメッセンジャーソリューションを必要としている現場で重宝されそうだ。