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シンプルで高速なリモートデスクトップ操作ソフト「AnyDesk」がv2.5にアップデート
接続先のリモート端末を手軽に再起動できる機能などを追加
2016年9月26日 13:17
クロスプラットフォーム対応のリモートデスクトップ操作ソフト「AnyDesk」の最新版v2.5が、21日に公開された。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。
「AnyDesk」は、「Google Chrome」風のタブインターフェイスを持つリモートデスクトップ操作ソフト。7桁の数字からなる“AnyDesk アドレス”をやり取りするだけで接続できるほか、インストール不要のポータブルアプリとしても利用できる簡便さが魅力。
また、“DeskRT”と呼ばれるGUIに特化した専用のビデオコーデックを搭載しており、同じ色の連続が多い、コントラストが高い、エッジがシャープであるといったGUIイメージの特質をうまく利用して、品質を損なうことなく圧縮率を高めているのも特徴といえる。
もともとWindows向けに開発されたソフトだが、現在ではMac/Linux/FreeBSDをサポートするほか、iPad版やAndroid版の提供も計画されているという。なお、Windows版の対応OSはWindows XP/7/8/8.1/10となっている。
最新版となるv2.5では、接続先のリモート端末を手軽に再起動できる“リモートリスタート(remote restart)”機能が新たに実装された。この機能はツールバーにある[アクション]ボタン([Actions]ボタン)から利用可能。リモート端末の再起動が完了すると、接続は自動的に復旧される。
そのほかにも、操作する側と操作される側を切り替える“スイッチサイド(switch sides)”機能を利用する際に確認ダイアログが表示されるようになったほか、リモート接続の際に表示される色付きのマウスポインターを非表示にする機能が追加されるなどの改善が施されている。
なお、「AnyDesk」の無償利用は私的利用に限られているので注意。また、無償利用では同時接続数が1つに制限されている。これらの制限を解除するには、上位の有償版ライセンスを購入する必要がある。
ソフトウェア情報
- 「AnyDesk」Windows版
- 【著作権者】
- AnyDesk Software GmbH
- 【対応OS】
- Windows XP/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(私的利用のみ)
- 【バージョン】
- 2.5.0(16/09/21)