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タブのツリー表示をサポートした国産Webブラウザー「Kinza」v3.5.0

「Chromium」もv53.0.2785.116からv54.0.2840.71へと更新。1件の脆弱性を修正

「Kinza」v3.5.0
タブをツリー表示可能に

 Dayz(株)は2日、「Chromium」ベースの国産Webブラウザー「Kinza」の最新版v3.5.0を公開した。本バージョンでは「Chromium」がv53.0.2785.116からv54.0.2840.71へと更新され、「Google Chrome 54」相当の機能がサポートされた。さらに、タブをツリー表示する機能が新たに追加されている。

 「Kinza」では、これまでも[設定]-[タブ]画面(chrome://settings/kinzaTab)で“タブバーの位置”を“左”または“右”へ変更することでタブをサイドへリスト表示することができたが、今回追加された機能はそれをさらに拡充させたものだ。リンクを新規タブで開いた際の親子関係をツリーにし、タブ間の関係をわかりやすく視覚化することができる。

 タブをツリー表示するには、[設定]-[タブ]画面の“モード”を初期設定の“シンプル”から新設の“ツリー”へ変更しよう。元のリスト表示へ戻したい場合は、“シンプル”モードへ変更すればよい。

 そのほかにも、マウスジェスチャーやショートカットキーの一部アクションでアプリケーションが強制終了することがある問題や、RSSページ(kinza://reader)で自動読み込みが行われないことがある問題が修正された。また、“BugBounty.jp”で報告された1件の脆弱性も修正されている。

 「Kinza」はWindows/Macに対応するフリーソフトで、現在、公式サイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/8.1/10に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。なお、本バージョンからMac版の対応OSがOS X 10.11/macOS 10.12へと変更されているので注意。

ソフトウェア情報

「Kinza」Windows版
【著作権者】
Dayz(株)
【対応OS】
Windows 7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.5.0(16/11/02)