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WebにもVRを。Android版「Google Chrome 56」に“WebVR API”が導入

将来的にはデスクトップ版にも搭載される予定

公式ブログ“Chromium Blog”

 米Google Inc.は13日(現地時間)、現在ベータ版として提供されている「Google Chrome」の次期バージョン「Google Chrome 56」Android版で“WebVR API”を導入することを明らかにした。将来バージョンではデスクトップ版「Google Chrome」にも導入されるという。

 “WebVR API”は、“Daydream View”などといったVRデバイスとの入出力を行うためのWeb標準API。Webアプリケーションが立体映像をヘッドセットのディスプレイへ描画するために必要となるユーザーの位置と向きを取得する機能も備える。VRヘッドセットさえあれば、スマートフォンやタブレットでもVRコンテンツが楽しめるようになる。

 また、「Google Chrome 56」では“GamePad API”も拡張されており、“Daydream Controller”といったモーションコントローラーからの入力が取得できる。これを“WebVR API”と組み合わせれば、仮想現実との自然なやり取りが行えるようになるだろう。

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