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Windows 10向け「Skype」アプリが更新、チャット検索対応など多くの機能を改善
日本語に対応したニューラルネットワークベースの賢い“Skype翻訳”にも注目
2017年4月11日 16:56
米Microsoft Corporation傘下のSkypeは10日(現地時間)、Windows 10向け「Skype」アプリの最新版v11.13.133を公開した。今回のアップデートでは、連絡先や会話、通話などの機能でさまざまな機能改善が施されている。
まず、連絡先機能で「People」アプリとの接続がサポートされた。「People」アプリで管理している連絡先を「Skype」から簡単に利用することができる。「People」アプリとの接続は、「設定」アプリの[ホーム]-[連絡先]画面で無効化することも可能だ。
また、会話機能ではチャットを検索する機能が追加。“Skype クレジット”でSMSを送信する機能も搭載された。そのほかにも、キーボードショートカットが新たにサポート。現在のところ、[Ctrl]+[I]キーで自分のプロフィールを開いたり、[Ctrl]+[,]キーで設定画面を開く、上矢印キーで直前に送信したメッセージの内容を編集するといったコマンドがサポートされているようだ。
一方、グループ通話機能ではビューが再設計された。通話中にマイクやカメラを切り替える機能もサポートされており、全体的な使い勝手が向上している。
Windows 10向け「Skype」アプリは、現在“Microsoft ストア”から無償でダウンロード可能。すでにインストールしている場合は「ストア」アプリ経由でアップデートできる。
リアルタイム翻訳機能“Skype翻訳”は日本語音声をサポート
なお、リアルタイム翻訳機能“Skype翻訳”における日本語音声のサポートも、8日(日本時間)に発表された。統計的手法によるものからニューラルネットワークベースとなり、翻訳の精度も向上しているという。
“Skype翻訳”はデスクトップ版およびWindows 10版で利用可能で、モバイルは現在のところWindows 10 Mobileを含めて対応していない。また、グループ通話もサポートされておらず、1対1での通話のみ利用できる。
リアルタイム翻訳を開始するには、発信する前にチャット画面で“Skype翻訳”を有効化し、言語を選択しよう。すると、自分の言葉が相手の言葉へ翻訳される。翻訳処理は発信者側で行われるため、受信の際は利用できないが、内部で英語を介し9カ国語への翻訳が可能となっており、海外の友人とコミュニケーションをとる際に頼りになる。
ソフトウェア情報
- 「Skype」
- 【著作権者】
- SkypeおよびMicrosoft
- 【対応OS】
- Windows 10、Windows 10 Mobile
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 11.13.133(17/04/10)