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Ultra HD Blu-rayの4K/HDR映像やVRヘッドセットに対応した「PowerDVD 17」が発売
HDR非対応の映像をHDRに変換しながら再生する“TrueTheater HDR”機能も搭載
2017年4月12日 06:00
台湾のCyberLink Corp.は11日、定番Blu-ray/DVDプレイヤー“PowerDVD”シリーズの最新版「PowerDVD 17」の販売を開始した。ダウンロード販売の価格は、Blu-ray再生機能などを省いた“Standard”エディションが4,800円、“Pro”エディションが9,500円、最上位の“Ultra”エディションが11,800円など(いずれも税込み)。30日間利用可能な体験版も用意されており、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
「PowerDVD 17」では主に“Ultra”エディションへの機能追加が行われている。最も大きな変更点は、Ultra HD Blu-rayに対応したこと。Ultra HD Blu-rayは、4K映像コンテンツによる高精細な解像度、大幅に拡張された色域、ハイダイナミックレンジ(HDR)、最新のサラウンドオーディオ形式に対応し、従来のBlu-rayよりも大幅にリアルな映像を楽しむことが可能。
ただし、再生には64bit版のWindows 10が必須となるほか、4K対応モニターや、CPUにIntel Software Guard Extensionsテクノロジーに対応するIntelの第7世代Core i5/i7プロセッサーの一部(KabyLake-SおよびKabyLake-H)を利用しているなどのハードウェア条件を満たす必要がある。同社は利用しているPCがこれらの条件を満たしているかを確認できるツール「CyberLink Ultra HD Blu-ray Advisor」を無償公開しているので、Ultra HD Blu-rayを再生したい場合は、事前にチェックしておこう。
さらに、HDR非対応の映像をHDRに変換しながら再生する“TrueTheater HDR”機能も搭載。また、YouTube上にある4K、フルHD、360度3D映像を本ソフト上から再生することも可能になった。YouTube動画は“ピン留め”機能を使うことにより、ローカルにキャッシュを作り、オフラインで再生することも可能。
“HTC Vive”および“Oculus Rift”にも対応し、YouTube上やRICOH THETAで撮影した360度3D映像をVRヘッドセットで楽しめるようになった。VRヘッドセットを利用した際は、コントローラーを使って「PowerDVD」の操作を行えるほか、PCのモニターにもヘッドセットで見ている映像を映すことができる。
ソフトウェア情報
- 「PowerDVD 17」体験版
- 【著作権者】
- CyberLink Corp.
- 【対応OS】
- Windows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- 体験版(製品版はダウンロード販売 税込み11,800円など)
- 【バージョン】
- 17.0.1523.60(17/04/11)