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Microsoft、“ストア”における楽曲の新規購入とダウンロードを12月31日で終了

音楽ストリーミング“Groove Music Pass”も終了、“Spotify”への直接移行が可能に

公式ブログ“Windows Experience Blog”

 米Microsoft Corporationは2日(現地時間)、“ストア”における楽曲の新規購入・ダウンロードサービスと、同社が提供する音楽ストリーミングサービス“Groove Music Pass”の提供を12月31日で終了することを明らかにした。「Groove ミュージック」アプリの開発は継続されるという。

 “Groove Music Pass”は日本で提供されていないため、国内のユーザーが注意すべきは楽曲の新規購入と購入済み楽曲のダウンロードが行えなくなる点のみだ。“ストア”から楽曲を購入したことのあるユーザーは、12月31日までに楽曲をダウンロードしておく必要があるだろう。

 ダウンロードした購入済みの楽曲は、非商業的使用目的であれば自身のデバイスから別のデバイスへ移すことが可能。同社は“OneDrive”などのクラウドストレージサービスに保管することを推奨している。バックアップした楽曲(MP3形式)は「Groove ミュージック」アプリだけでなく、他のメディアプレイヤーで再生することもできる。

 なお、海外で“Groove Music Pass”を利用しているユーザーに対しては、世界最大の音楽ストリーミングサービス“Spotify”との提携を拡大し、“Groove Music Pass”から直接“Spotify”へ移行する手段を提供するという。

 具体的には、「Groove ミュージック」アプリを10月中旬までにアップデートし、既存の音楽コレクションおよび再生リストを簡単な操作で“Spotify”へ移動するための機能を追加する。

 “Spotify”へ移行したアカウントは新規の無料アカウントとして開始されるが、来年1月31日までに音楽を“Spotify”に移動するなど一定の条件を満たしたユーザーに対しては“Spotify Premium”が60日間無料で提供される。また、12月31日以降も“Groove Music Pass”のサブスクリプションが有効なユーザーに関しては、日割り計算での払い戻しやギフトカードによる返金が行われる。

 ただし、“Spotify”への移行機能が提供されるのはWindows 10/Xbox One環境のみとなる。また、自動での移行はサポートされないため、期間内にユーザーが手動で手続きを行う必要がある。