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GitHub、「Atom」v1.21を正式リリース。“Language Server”プロトコルをサポート

ファイルシステム監視APIの試験導入や「GitHub」統合の強化も図られる

「Atom」v1.21.0

 米GitHub Inc.は3日(現地時間)、テキストエディター「Atom」の最新版v1.21.0を正式公開した。Windows/Linux/Macに対応するクロスプラットフォームアプリで、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。

 「Atom 1.21」では、新たに“Language Server”プロトコルがサポートされた。これは、コードエディターをはじめとするフロントエンド(クライアント)と、構文の解析や自動補完といったプログラミング言語のサポートを実現するバックエンド(サーバー)を分離するため、Microsoftが中心となって策定を進めているプロトコル。

 エディターと言語ツールが一体化されていると、設計が複雑になって新しいプログラミング言語をサポートするのが難しくなったり、言語ツールをエディターごとに開発・メンテナンスする必要が生じる。しかし両者が分離していれば、たとえば「Visual Studio Code」と「Atom」で共通の言語ツールを利用したり、“Language Server”プロトコル準拠の新しいプログラミング言語サポートを「Atom」へ導入するのが容易になる。

 なお、「Atom」に“Language Server”プロトコルベースの言語ツールを導入するには、別途“atom-ide-ui”パッケージ(「Atom IDE」)を導入する必要がある。

 そのほかにも、本バージョンではファイルシステムの変更を監視するAPIが試験的に導入された。「GitHub」との統合も進められており、プルリクエストのタイムラインイベントとビルドステータスを参照できるようになっている。

 また、次期バージョンのベータ版「Atom 1.22」のリリースもアナウンスされている。「Atom 1.22」ではパフォーマンスとユーザビリティに関わるいくつかの修正が含まれているという。

ソフトウェア情報

「Atom」安定版
【著作権者】
GitHub Inc.
【対応OS】
Windows/Mac/Linux
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.21.0(17/10/03)