NEWS(09/11/11 17:16)
“クラウド型”ウイルス対策ソフト「Panda Cloud Antivirus」正式版が無償公開
本ソフトを利用中のユーザーから収集した情報をもとに最新のマルウェアを検知
スペインのPanda Security, S.L.は10日(現地時間)、ユーザーからのウイルス情報をネットに集積してウイルスの検査・駆除を行う“クラウド型”ウイルス対策ソフト「Panda Cloud Antivirus」v1.0の正式版を、ホームユーザー向けに無償公開した。
本ソフトは、“コレクティブインテリジェンス”と呼ばれるネット上に集積されたマルウェア情報のデータベースをもとに、ウイルスなどを検知・駆除できるのが特長。本ソフトのユーザーから得られたマルウェア情報を分析しウイルス検知に役立てるまでが全自動化されており、同社によると約6分というほぼリアルタイムに近い早さで最新のマルウェア情報をウイルススキャン時に利用できるという。
“クラウド”によってチェックされるのは実行中のプロセス情報のみで、ユーザーのファイルがネット上へ送信されることはない。また、オフライン時は“コレクティブインテリジェンス”のローカルキャッシュを利用したスキャンに切り替わるので、ネット上のマルウェア情報を利用するからといって常時オンラインである必要はないとのこと。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7およびVista/7の64bit版に対応しており、利用の際は無償のアカウントを取得する必要がある。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
なお、ホームユーザー向けには別途有償製品も用意されており、30日間試用可能。製品版では本ソフトの機能に加え、通常の定義ファイルによるウイルス検索機能や振る舞い検知による保護といった機能などを備えている。
- 【著作権者】
- Panda Security, S.L.
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(ホームユーザーのみ)
- 【バージョン】
- 1.0(09/11/11)