NEWS(10/05/26 16:00)
小惑星探査機“はやぶさ”を「Mitaka Plus」で表示できる追加データが公開
幾多の困難を乗り越えて帰って来る“はやぶさ”の旅路を追体験できる
純国産の天体シミュレーター「Mitaka」の機能拡張版「Mitaka Plus」を開発する(株)オリハルコンテクノロジーズは26日、JAXAの小惑星探査機“はやぶさ”の3Dモデルと軌道を「Mitaka Plus」で表示できる追加データを公開した。Windows 2000/XP/Vista/7上の「Mitaka Plus」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vista上の「Mitaka Plus」v1.4.0 beta(日食2009対応版)で動作確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。
“はやぶさ”は、小惑星“イトカワ”を探査するため2003年5月9日に打ち上げられた小惑星探査機。新開発のイオンエンジンや電源の故障など致命的と思われる幾多のトラブルを、柔軟なシステムと工夫で乗り越えて6月13日に地球へ帰還予定だ。
“はやぶさ”を「Mitaka Plus」で表示するには、まずダウンロードしたアーカイブ内の“spacecraft”フォルダを「Mitaka Plus」のインストールフォルダにある“spacecraft”フォルダへ上書きする。次に、「Mitaka Plus」を起動して地球から離陸し、[表示]-[探査機]メニュー内の項目をすべて有効化したあと、“ターゲットブラウザ”画面の“探査機”ツリーからはやぶさを選択すればよい。
“はやぶさ”の3Dモデルは細部まで再現されており、4機搭載されたイオンエンジンや“イトカワ”のサンプルを回収したと期待される円筒形のサンプル収集装置、地上で回収される予定の再突入カプセルなども確認できる。また、「Mitaka Plus」の機能を使えば“はやぶさ”が地球を旅立ち“イトカワ”に接近したあと、地球へ帰って来るまでを追体験することも可能だ。
さらに同社のWebサイトでは、「Mitaka」で“はやぶさ”を表示できるようにするパッチも公開されている。こちらは、アーカイブ内の全ファイルを「Mitaka」のインストールフォルダへ上書きすることで適用可能。
- 【著作権者】
- (株)オリハルコンテクノロジーズ 高幣 俊之 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- -(10/05/26)