NEWS(11/05/13 13:26)
すでに攻撃が確認されている脆弱性を修正した「Adobe Flash Player」v10.3.181.14
プラグインの設定画面がOSのコントロールパネルへ統合
米Adobe Systems Incorporatedは12日(現地時間)、Webブラウザー上でFlashコンテンツを再生するためのプラグイン「Adobe Flash Player」の最新版v10.3.181.14を公開した。最新版では、同社の基準で深刻度が4段階中最も高い“Critical”に分類された全11件の脆弱性が修正されている。
11件の脆弱性のうち1件は、すでにメールに添付されたDOC/XLSファイルに埋め込まれたSWFファイルの形で攻撃が確認されている。また、そのほかの脆弱性も悪用されると攻撃者にシステムをコントロールされる恐れがあるので、早急にアップデートを行うことを強くお勧めする。
そのほか機能面では、“Flash Player”プラグイン自体の設定を行う“グローバル設定”が、OSのコントロールパネルへ統合された。また、音響エコーを防止する“Acoustic Echo Cancellation(AEC)”技術なども搭載されている。v10.3で追加された機能の詳細は、下記リンクにあるベータ版の記事を参照してほしい。
本ソフトは、Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。また、自動アップデート機能を通じた配布もすでに始まっている。
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 10.3.181.14(11/05/12)