NEWS(11/06/07 18:36)

Apple、“iTunes in the Cloud”のベータ版を実装した「iTunes」v10.3を公開

“iTunes in the Cloud”の機能は国によって制限がかかる

「iTunes」v10.3.0.54「iTunes」v10.3.0.54

 米Apple Inc.は6日、メディアプレイヤー「iTunes」の最新版v10.3を公開した。本バージョンでの主な変更点は、Appleが提供するクラウドサービス“iCloud”を活用した機能のひとつ“iTunes in the Cloud”のベータ版を実装したこと。

 “iTunes in the Cloud”機能により、“iTunes Store”で楽曲やアプリケーションなどの商品を購入した際に、購入したデバイスだけでなく、複数のコンピューターやデバイスに購入した商品を自動的にダウンロードできるようになった。ただし本機能は、一部の国では利用できない場合があるとのこと。

自動ダウンロードに関する設定画面自動ダウンロードに関する設定画面

 編集部にて試用したところ、本ソフトの[編集]-[設定]から設定画面を開き、“Store”項目の“アプリケーション”チェックボックスをONにすることで、購入したアプリケーションをほかのパソコン上で自動ダウンロードすることができた。しかし、楽曲の自動ダウンロードはできない模様。

以前購入した商品を再ダウンロードできる以前購入した商品を再ダウンロードできる

 また、“iTunes Store”で以前購入した商品を追加料金を支払わずに複数のコンピューターやiPhone/iPad/iPod touchで再ダウンロードすることが可能となった。アプリケーションやブックに関しては日本国内でも本機能を利用可能だが、楽曲の再ダウンロードは米国内でのみ許可されている。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64などに対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/Vista x64/7 x64など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
10.3.0.54(11/06/06)

(加藤 達也)