NEWS(11/09/05 17:43)

Google、“Google Desktop”や“Sidewiki”などを含む10種類のサービスを終了

Webアプリの普及など環境の変化によって需要の減ったサービスが終了する

 米Google Inc.は2日(現地時間)、“Google Desktop”や“Sidewiki”などを含む10種類のサービスを終了することを同社の公式ブログで公表した。環境の変化などにより需要の少なくなったサービスなどが含まれており、これらのサービスを終了することは、ほかのGoogleのサービス向上につながるという。

 終了となるサービスは、“Aardvark”“Google Desktop”“Fast Flip”“Google Maps API for Flash”“Google Pack”“Google Web Security”“Google Image Labeler”“Google Notebook”“Google Sidewiki”“Subscribed Links”の10種類。

 このうち、デスクトップ検索ソフト“Google Desktop”は、ユーザーがクラウドベースのストレージを利用するようになったことや、OSに検索機能が用意されたことなどから、その役割を終えたと判断し、9月14日をもってAPIやプラグイン、ガジェットなどを含むすべてのサービスが廃止される。

 また、Googleなどのいくつかのソフトを一括してインストールできる“Google Pack”は、Webアプリが普及し、ダウンロードの必要があるソフトの需要が減少したという理由から、すでにサービスが終了している。

 そのほか、Webページをスクラップできる“Google Notebook”は、今後数カ月のうちにサービスが終了するが、データはすべて“Google Docs”へ自動でエクスポートされるという。またWebページへみんなでコメントをつけられる“Google Sidewiki”のユーザーには、今後数週間の間にサービス終了についての詳細が送られ、自分のコンテンツをダウンロードできるようになるとのこと。

(加藤 達也)