NEWS(12/06/13 15:23)

Windows 8の“Metro”デスクトップへ対応した「Google Chrome」開発版が登場

サードパーティ製Webブラウザーの“Metro”対応は「Google Chrome」が一歩リード

「Google Chrome」v21.0.1171.0 Dev「Google Chrome」v21.0.1171.0 Dev

 米Google Inc.は11日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新開発(Dev)版v21.0.1171.0を公開した。Windows 8の新しいデスクトップ“Metro”へ対応した初めてのリリースとなる。

 今回の“Metro”対応は、チャームやスナップへの対応といった“Metro Style”アプリケーションのごく基本的な要件のみを満たした暫定的なもの。そのため、デザインや機能の多くは従来のデスクトップ版「Google Chrome」を流用したものにとどまっており、Microsoftの定めた“Metro”デザインのガイドラインにも準拠していない。一見しただけでは“最大化”表示した「Google Chrome」にしか見えないだろう。

 しかし、チャームを利用したWebページの共有や、フリック操作によるスムーズなアプリケーションの切り替えは体験可能。競合ブラウザーのなかでは「Firefox」などが“Metro”対応への意欲を見せているが、「Google Chrome」が一歩リードした格好だ。

チャームを利用したWebページの共有チャームを利用したWebページの共有

今回の“Metro”対応は基本的な要件のみを満たした暫定的なもの。アプリケーションバーを表示させるフリック操作は、タブバーの表示切り替えに割り当てられている今回の“Metro”対応は基本的な要件のみを満たした暫定的なもの。アプリケーションバーを表示させるフリック操作は、タブバーの表示切り替えに割り当てられている

“Metro”版「Google Chrome」を利用するには、既定のWebブラウザーへ指定する必要がある“Metro”版「Google Chrome」を利用するには、既定のWebブラウザーへ指定する必要がある

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
(編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
21.0.1171.0 Dev(12/06/11)

(柳 英俊)