NEWS(12/08/07 15:22)
Microsoft、次期「Office」向けのアプリストア“Office Store”をベータ公開
無償・有償・試用版アプリを配布可能。アプリはWeb標準技術を利用して開発できる
米Microsoft Corporationは6日(現地時間)、「Microsoft Office」や「SharePoint」で利用できるアプリを公開・購入できるストア“Office Store”をベータ版として公開した。利用には、現在プレビュー版が公開中の次期バージョン「Microsoft Office 2013」または「Office 365 ProPlus」などのほか、“Microsoft アカウント”(Windows Live ID)が必要。
「Microsoft Office 2013」では、外部サービスと連携してコンテンツの参照・挿入などが行えるアプリを開発・利用することが可能。開発にはHTML5、XML、CSS3といった既存のWeb標準技術が利用できるため、これらの技術に習熟した開発者ならば比較的容易にアプリを開発することが可能。サンドボックスなどのセキュリティ機構も利用できる。
また、公式ストアや社内でのファイル共有などを介して配布やアップデートを一元的に管理できるのもメリット。これまでのマクロやアドインよりも一括管理が容易になっている。詳しい情報については、デベロッパーセンター(http://dev.office.com/)を参照してほしい。
公式のアプリストア“Office Store”では、Microsoftによる審査を受けたOffice用のアプリを検索・閲覧・ダウンロードできる。開発者は無償アプリや試用版アプリの公開だけでなく、有償アプリを販売することも可能。手数料は収益の20%に設定されており、同社のほかのアプリストアサービスよりも抑えられている。
なお、執筆時現在、日本語のストアはまだ開設されていないが、米国のストアへ接続すればアプリをダウンロード可能。ただし、アプリが正常に機能しない恐れがあるので、あくまでも自己責任で利用しよう。